
富士S 2026 予想
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秋の東京マイルの関門、富士ステークス——東京競馬場・芝1600m(GⅡ・3歳以上・別定)、10月17日(土)に14頭で争われる。出走14頭で唯一のGⅠ勝ち馬アドマイヤズーム(武豊・58kg)が約5.7ヶ月ぶりに始動し、NHKマイルカップ2着のマジックサンズ(横山和生)、今年の東京マイル重賞を勝っているトロヴァトーレ(ルメール)が迎え撃つ。夏の関屋記念を0.9秒差で圧勝したアンパドゥ(岩田望来)、3歳55kgのエコロアルバ(坂井瑠星)——実績馬の始動戦と、勢いに乗る上がり馬が正面からぶつかる構図である。
東京芝1600mは左回り。直線525.9m・全体高低差2.7m・直線部に高低差2.1mの上り坂(残460〜300m)。スタートは向正面右奥ポケット。3コーナーまで約542m。枠順影響小。RPCI平均53.8(均等〜後傾帯)。NHKマイルC・ヴィクトリアマイル・安田記念・東京新聞杯の舞台。前半はスロー〜ミドルが多く末脚比べになりやすい。スピードと末脚持続力の両立が問われる。
富士ステークスも、この4つのマイル戦と同じ舞台で行われる。ただし「前半はスロー〜ミドル」という字面を、このレースにそのまま当てはめてよいかは別の話だ——過去6年の実測はB章で割っていく。
土曜の東京は良馬場でやれる見込みで、本記事は良馬場を前提に組み立てる。なお過去6年の富士ステークスは6年すべて良馬場での施行——馬場による過去傾向の分岐は、このレース自体からは作れない。そこはコース全体の集計で補う(B-4)。
「実績馬の始動戦」対「今年のマイル重賞の勝ち組」。実績側の軸は、出走14頭で唯一のGⅠ勝ち馬アドマイヤズーム(2024年朝日杯フューチュリティステークス・今年のマイラーズカップ1着)と、NHKマイルカップ2着のマジックサンズ、マイルチャンピオンシップ3着のあるウォーターリヒト。対する今年の重賞勝ち組は、東京新聞杯・エプソムカップと東京の重賞を2勝したトロヴァトーレ、関屋記念を0.9秒差で圧勝したアンパドゥ。そこに3歳のエコロアルバ(サウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬・55kg)と、2勝クラス・3勝クラスを連勝して重賞初出走となるミトノオルフェが加わる——前走が重賞以外なのは、このミトノオルフェ1頭だけだ。
そしてもうひとつの構図が「休み明け」である。出走14頭のうち9頭が、前走から90日以上の間隔をあけた休み明け。夏を使われた馬のほうが少数派で、各馬の休み明け実績はD-3で全頭割る。斤量は別定で、アドマイヤズームが58kg、3歳のエコロアルバが55kg、ほかの12頭は57kgである。
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最初に集計の範囲を断っておく。本記事の過去傾向は、過去6年(2020〜2025年)で集計した。6年ともこの東京芝1600mでの施行、6年とも良馬場、開催日はいずれも10月中〜下旬の土曜——舞台のぶれはない。頭数は12〜17頭(2022年は1頭が競走除外となり15頭で施行)である。
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