
展開傾斜型競馬予想part.11:2025NHKマイルカップ 展望
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今回はNHKマイルカップの展望となります。なお、先んじてスペースにて展望を述べており、本記事はその補稿に近い内容となります。よろしければ是非当アカウントのフォローをお願いします。※スペースのアーカイブは固定ツイートからどうぞ。
展望に先立ち、事前に抽出した出走馬の近4走の指数一覧表を掲載しておきます。公式上がりと個別ラップに大きな乖離が見られるものは後者に修正しています。全71例。
換算タイムを算出していないので上がり3Fや5Fは参考程度ですが、開催時期に応じてグラデーションを掛けています。
メンバーレベルはまずまず標準的な部類かと思いますが、突出して高い指数の馬は居ない構成に感じます。どの馬にもチャンスありという様相ではありますが、前哨戦のチャーチルダウンズC、ニュージーランドトロフィーは、上位3頭がそれぞれキャリア2番目の指数順に決着していると分かります。アドマイヤズームの朝日杯は25位のランクインですが、イミグラントソングのひいらぎ賞はそれより上の17位にランクイン、というような具合。指数レベルで高い2レースとなった分、着順通りに評価して良いかと思います。
次いで桜花賞、皐月賞の上位入線馬の指数が高いですが、勝ち馬とは決定的な差を付けられての敗戦となりますから、あくまで時計だけの評価であり、それ以上の価値は全く感じません。不利を受けたチェルビアットの前走はやや高めの評価として見積もっても良いかと思いますが、マジックサンズも含め、この2頭はノーチャンスの位置から追い込んでの競馬。勝ち負けを争った上位3例とは内容に雲泥の差があると思います。
明確な逃げ馬が不在である以上ペースは落ち着くかと思われますが、出走馬の過半数以上は上がり3Fの性能が高くなく、ペースが流れた方が強みを発揮できるタイプになります。逃げるのは恐らくティラトーレになると思いますが、この馬もペースは流れる方が強いので、例えこの馬が逃げなくとも、そういう乗り味を把握しているジョッキーが中弛みの無いペースメイクをする可能性は考慮する必要があるかと思います。とはいえ、近4走で逃げたのが(本番では確実に逃げないであろう)ミニトランザットのみですから、逃げた馬が中盤でペースを緩めるパターンの方が妥当性のある想定ではないかと。中弛みする展開であれば後半3Fの性能がより強く求められますので、展開的には末脚破壊力が高い馬が上位入線すると思います。
指数レベルで言うと、馬場が完全に回復した際の想定勝ちタイムは天井値で1:32.0程度。実際は先頭の馬が前半1000mを58.0秒程度で通過すると想定していますので、1:32.5程度に収まる可能性が高いと見ています。日本ダービーでクロワデュノールに勝つ事を考えるなら、この辺りの指数は出しておきたい所です。
指数的な注目馬は当然一覧表の上位3頭。3頭とも比較的末脚破壊力は高い部類で、3F単位でも良い脚を使える以上人気には逆らえません。
アドマイヤズームは昨冬、今春とイミグラントソングより下の指数を叩いていますが、圧勝した朝日杯は未勝利戦から中4週での参戦にもかかわらず大きく指数を伸ばしてきました。友道厩舎は目標レースに向けて逆算的に馬を作り上げるのが十八番でもありますし、ひと叩きした上積みという点でも期待が持てるかと思います。朝日杯は中盤が緩んだレースでもありますし、展開的にもグンとパフォーマンスを上げて然るべきかと。
同馬に0.8秒差を付けられてしまいましたが、ランスオブカオスの指数推移はアドマイヤズーム以上で、この2頭は見た目以上に差は感じないです。きさらぎ賞が中々に流れたペースで、そこでの追走経験もある訳ですから、キャリアの密度はこちらの方が上。やや加速力が高い馬なので、直線半ばまで追い出しを待てるかどうかは鍵になります。吉村騎手は2年目で大役を果たせるかどうか。
イミグラントソングは末脚破壊力で他を圧倒しており、前走の後半5F55.8秒というのも驚異的な数字です。3歳馬が勝利した芝1600m以上のカテゴリで、かつ勝ち馬の後半5Fが55秒台だったレースは、(正確には抽出していないものの)近5年だとアスコリピチェーノの2024京成杯AH、シュネルマイスターの2021毎日王冠の2例程度しかありません。共に鞍上はルメール騎手。どう末脚を爆発させるか今から楽しみです。末脚質自体はやや5F寄りなので、個人的にはダービーでも見たいと思う1頭です。
他に指数面から挙げるとすればアルテヴェローチェとマピュースの2頭。ともに負ける時は決定的な差を付けられているのですが、堅実性はそれなりに感じます。上に述べた3頭がポカをするなら上位入線しても良いのではないでしょうか。ただ、2頭ともペースが流れた方がパフォーマンスを発揮するタイプで、展開的には合わない可能性も考慮しておく必要があります。追走経験のアドバンテージをどこまで活かせるかは鍵。
マジックサンズは指数4位にランクインしていますが、前述の通り前走はノーチャンスな位置からの追込み。追走スピードが上がる距離短縮が良い方に出るとは考えづらいです。かつ、ラスト1Fの減速幅も上位入線馬の中で最も大きいため、恐らく力を出し切っての6着な可能性が高いです。前走以上の内容で走破するのもやや難しいのではないかと推測しています。
末脚破壊力の観点で言うと、先に挙げたアドマイヤズーム、ランスオブカオス、イミグラントソングが順当に有力ですが、その他にも2頭ほどピックアップしたいかと思います。
1頭目はコートアリシアン。一覧表には抽出していませんが、新馬戦の上がり3FはイミグラントソングのNZTに次いで良く、2戦目の指数も8月時点で95は優秀です。そこから2戦ほど足踏みしましたが、2レースとも中弛みしないラップ推移で、恐らく得意とする展開では無かったのだと思います。前走ではキッチリ巻き返し、トップ2頭に0.2秒差と健闘。恐らくこれも行かせ過ぎで、ゆったりとした追走から溜めて爆発させるのが得意な馬に感じます。中弛みすればするほどパフォーマンスを上げてくると思いますし、個人的にはかなり注目している1頭です。
2頭目はミニトランザット。前走のチャーチルダウンズCでは最速区間が10.6のラップタイムを計時しており、トップスピードは高いものを有しています。イフェイオンの全弟にあたり、やや脚を一気に使うタイプの馬ではありますが、加速力もそれなりに有しているという点で3F戦での期待が持てる1頭です。鮫島克駿騎手は一気に脚を使う馬と相性が良くありませんが、断続的に脚を使えるマピュースの隣ですから、上手く壁にしながら追い出しを待てるようなら楽しみです。指数推移もまずまず。
ピックアップこそしませんが、ミオスタチン遺伝子型がCCと判明しているサトノカルナバルは不気味で、全兄ジャスティンスカイは中弛みラップに滅法強かったです。ならばこちらも展開利を得る可能性こそありますが、個別ラップ上で数字として顕出している訳ではありませんので、パフォーマンスレベルがどう出るかは未知数です。一応近2走はそういう敗因として割り切って考えるのもアリだと思います。
まとめです。
【指数的な注目馬】
・アドマイヤズーム
・イミグラントソング
・ランスオブカオス
・アルテヴェローチェ
・マピュース
【展開的な注目馬】
・アドマイヤズーム
・イミグラントソング
・ランスオブカオス
・コートアリシアン
・ミニトランザット
その他の馬についてはスペースで述べていますので、そちらからご確認して頂ければと思います。ここまでご覧頂きありがとうございました。
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