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【フォロー&リポストで無料】展開傾斜型競馬予想 part.1「秋華賞 全頭評価」

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太融寺智代
2024/10/12 00:35

出走馬の指数に対し、展開に応じてより力を発揮できる馬を探していく競馬予想。従来の「展開予想」をより論理的に解説するような記事を目指していきます。

Bookersでは初めまして。太融寺智代と申します。これまではnoteで予想稿を書いていましたが、予想のスタイルが自分でもある程度の形になりましたので、今回からは予想稿をこちらで掲載していこうと思います。第1回となる今回は秋華賞の予想稿、および全頭評価になります。皆様の予想に役立てて頂ければ幸いです。

レース展望

逃げ想定は十中八九セキトバイーストになるため、それに対する展開を予想するのが大筋とはなります。チューリップ賞では、道中のペースを緩めない事で、息を入れる隙の無い逃げを打ち3着以下を完封するような形となりましたが、ローズSでは少し緩めてロングスパートをするような形。2000mは若干長いのでしょうが、形自体は藤岡佑介騎手が主戦であるジャックドールの逃げ方とやや似ています。
前走は後続が付いて行かず大逃げのような形となりましたが、2番手以下がどういう動き方をするかによってレース内容は変わってくるでしょう。オークスにおいては、3番手で進んだランスオブクイーンが集団のペースコントロールを行いましたが、その際は1000〜1800m区間でペースダウンを行った結果、後続各馬はそれなりに上がり3Fの脚を使えるようなレースとなりました。セキトバイースト自体は強烈なハイペースを刻んでいる訳ではありませんので、もとより付いて行かない、ないし2番手以下がペースダウンを行うようなレースとなれば、紛れのあるレース展開となっても良いとは思います。その際は後ろすぎると届かない想定。
セキトバイーストに対し、馬群が完全に開き切らない形だと、今年のメンバーの追走経験から考えると、2020年のような差しが決まるような展開になると考えています。ただ、チェルヴィニアやステレンボッシュは、こういうペースに対してデアリングタクトのように早めに進出して力で捩じ伏せるレースはできないと踏んでいます。その馬の能力が抜けていて、かつ相手が弱い状況でないとああいうレースは成立しづらいです。2番手以下も負荷の高いレースとなった際は、直線まで待てるような差し馬が優勢となります。ルメール騎手や武豊騎手はこういう騎乗が上手なのは覚えておきたい点。
基本的に3歳限定G1は外枠が有利です。古馬G1と比較してメンバー間の能力格差が大きく、終盤にかけて実力の不足している先行馬が垂れてくるため、不利を受けにくいという利点があります。秋華賞においても例外ではなく、リバティアイランド、デアリングタクト、アーモンドアイは一番外から力押しの、コースロス度外視のレースを行っています。今年の出走馬は平均レベルが高い上に能力差の少ないメンバーとなりますので、内枠や立ち回りを活かして好走する馬はあっても良いと思います。出走馬の中だと、ボンドガール、クリスマスパレード、タガノエルピーダは機動力が高いです。

各馬見解

●アドマイヤベル

指数:C+(OP級・上位)
追走:-
末脚:-
評価:C
前走のオークスでは1秒差の9着となりましたが、緩急の激しいラップでバテてしまった可能性が高く、勝利したフローラSよりもパフォーマンスを落としています。持続性能の高い末脚を持っていて、緩めの流れから差し込むのが上手ですが、自力勝負ができるほど抜けてはいません。好走は流れ次第でしょう。

●クイーンズウォーク

指数:B+(重賞級・上位)
追走:C
末脚:A
評価:B
未だに適正距離が読めませんが、末脚は後半5F単位で長く脚を使え、3F単位でもそこそこ速いため、10Fは相当に向きそうな舞台だと推測しています。前走のローズSは物理的に厳しそうな位置取りから高い末脚を発揮しての完勝。指数上ではオークス4着と同程度になりますが、末脚のレベルが格段にパワーアップしている以上は、夏を越して順調に成長していると思います。川田騎手の事ですので自力勝負を仕掛けると思いますが、ハイペースになると流石にボロが出そう。それでも大崩れは考えにくいです。

●クリスマスパレード

指数:B+(重賞級・上位)
追走:-
末脚:-
評価:B
前走の紫苑Sの開催時は中山競馬場が超高速馬場であった以上、レコード自体にはそこまで高い評価は下せないものの、今回の出走馬の中だと3番目に高い指数を持っています。もともと水仙賞のラップを高く評価していて、機動力や持続力を生かした立ち回りで勝負するタイプ。近年だとウインマリリンなんかと近いと思っており、純10Fはやや短い印象です。紫苑S自体は真っ当に成長した結果の勝利である以上、これ以上の上積みは考え難いですが、京都内回りの適性は高いと思いますし、立ち回り次第で上位入線も。

●コガネノソラ

指数:C+(OP級・上位)
追走:-
末脚:-
評価:C
前走のクイーンSは斤量差を生かした勝利で、斤量がプラス1キロされる8月の開催であれば着順は大きく入れ替わっていたと考えると、そこまで高く評価できる内容ではありません。スイートピーSとクイーンSは自力差しのレース内容で、機動力も兼備しているため、コース適性は非常に高そうです。ここも流れ次第でしょう。

●ステレンボッシュ

指数:A+(GⅠ級・上位)
追走:-
末脚:A
評価:A
2歳時から高いパフォーマンスを見せており、春の2戦は完成度の違いで好走。年末からの3競走は今回のメンバー中だとやや抜けたレベルにあり、真っ当に成長しているのであればここも勝ち負けのレースになってくるでしょう。追走力を鍛えるレースをしてはいないものの、高い余力と鋭い切れ味の末脚を持っており、3走とも展開利だけの好走ではありません。アローワンスを加味すればエリザベス女王杯でも勝ち負けできる数字を持っています。どの程度のパフォーマンス低下があったかは分かりませんが、前走のオークスでは落鉄している点を鑑みれば、実質的には牝馬三冠のリーチを懸けているような状況と思っています。とはいえ、勝利も敗戦も僅差である点を鑑みれば、全馬の余力が削られるレースでは、完全に自力で押し切るというのが難しいと思います。

●セキトバイースト

指数:B(重賞級)
追走:A
末脚:-
評価:B
このメンバーでは追走力はやや抜けたレベルにあり、チューリップ賞・ローズSは共に完全自力勝負の好走でした。オークスで先行した馬も同程度の追走レンジでしたが、1600mと2400mでは基礎的な追走スピード差が歴然。今回のメンバーだとこの馬をマトモに追い掛けたら全馬失速度合いが高いと推測しています。後続が付いて行くにせよ、この馬が大逃げの形になるにせよ、力を出し切れるとは思います。とはいえ、普通に力負けはしている以上は高く評価しづらいです。相手を苦しめるレースが出来れば好走があっても。

●タガノエルピーダ

指数:B(重賞級)
追走:B
末脚:B
評価:B
朝日杯のパフォーマンスを高く評価していて、ハイペースを先行して粘り込み、ジャンタルマンタルと同斤量でのレースを鑑みれば同程度に評価できるのですが…。3歳になってからのレースは朝日杯を超えるパフォーマンスを更新できず停滞気味。指数上では、成長をしていないと見るのが妥当ではありますが、何か他に原因がある可能性があります。チューリップ賞もしっかり粘り込んでいる以上、セキトバイーストをマトモに追走しても好勝負可能と思います。真っ当に成長している数字を出せれば、勝ち負けまであっても良いと推測しています。

●チェルヴィニア

指数:A(GⅠ級)
追走:-
末脚:A
評価:A
桜花賞ではガチンコマイルのスピード勝負に付いて行けませんでしたが、前走のオークスではしっかりと成長した姿を見せた勝利でした。ステレンボッシュほど速くはないですが、5F単位でも3F単位でもしっかり末脚を使える馬で、オークスでも3着以下は離していますから、余力面でも相当に高い点は評価できます。機動力が高い馬ではない以上、立ち回りでどうこうするというよりは、どれだけ直線までに余力を残せるかというレースになると思います。とはいえ、桜花賞のように外から自力勝負ができるほど指数が抜けている訳ではありませんので、ルメール騎手の乗り方次第。レガレイラやスターズオンアースの小回りでの騎乗を見ても、機動力の無い馬を直線で爆発させる騎乗はとても上手ですし、全幅の信頼を置いても良いと思います。

●チルカーノ

指数:C(OP級)
追走:-
末脚:-
評価:C
指数上では一番下となりますが、アローワンスを加味すればOP入りはできると思いますし、今年のメンバーは平均レベルが高いです。ジオグリフの半妹となり、機動力や長く持続する脚を持っている点からも小回り10Fは絶好の舞台。鍛えれば上まで行っても良いと思いますし、展開次第で掲示板ぐらいはあっても良いと思います。

●ボンドガール

指数:B(重賞級)
追走:-
末脚:A+
評価:B
ここ2走はほぼノーチャンスの位置取りから直線のみの競馬で鋭い切れ味を発揮しており、勝ち切れてはいないですが見せ場は発揮。加速力が非常に高く、2走とも直線のみの競馬で肉薄していますが機動力も高いですし、小回りの10F自体はかなり向くと思っています。今回も同様の競馬になりそうです。折り合いに専念している以上は仕方無いのでしょうが、位置取り的には展開待ちとなってしまう点はマイナス材料。流れれば折り合い面は心配無さそう。好走自体は続いていますが、もともとチェルヴィニアを完封した新馬戦からはやや妥当性に成長曲線を描いています。真っ当な成長を見せれば新馬戦の再現があっても。

●ホーエリート

指数:C(OP級)
追走:-
末脚:-
評価:C
もともとフラワーCを指数上で高く評価していないのもありますが、紫苑Sの内容自体も指数推移上では妥当な成長曲線を描いています。上級条件で好走するには展開の助けが必要になると思います。未勝利戦以外は全て決定的な着差を付けられていますので、上手く流れに乗りつつのレース運びが求められます。適性自体は高いかと。

●ミアネーロ

指数:B(重賞級)
追走:-
末脚:B
評価:B
紫苑Sでは良い脚で追い込んでおり、ボンドガールより加速力は低いですが、高い直線性能で重賞でも好走を続けています。成長曲線も妥当性を感じるもので、上積みまではどうかも、指数上では上位に食い込む実力を持っています。行き脚が悪いのか位置取りは後ろ寄りになるケースが多いですが、構えるレース自体は良さそうです。2着以内のレースはいずれも中山内回りコースですが、機動力自体は低いのでコーナーで動くと致命的。ここも立ち回り次第でしょう。津村騎手の継続騎乗は好感。

●ラヴァンダ

指数:C(OP級)
追走:C
末脚:-
評価:C
デビューから1400mを使われ、速いペースのチューリップ賞も経験している点からも、一定レベルの追走力を有している1頭となりますが、そこまで速い脚はもっておらず持続力を生かす立ち回りをするタイプ。前走のローズSも見た目通りの力負けではありますので、高く評価はできませんね。前で粘りこむようなレースが理想です。

●ラビットアイ

指数:C(OP級)
追走:-
末脚:-
評価:C
秋華賞に1勝馬が出るのは史上初との事。とはいえ、勝ち上がっただけの馬ではなくそれなりにOP以上でも好走を見せての参戦となります。前走のローズSはアクシデントがあったため度外視。つばき賞の数字が良く、真っ当に成長していればここでもキャリア通りの実力という事は無いと思いますが、流石に上位入線となると…

●ランスオブクイーン

指数:B(重賞級)
追走:B
末脚:C
評価:B
オークスでは大逃げ2頭が居た影響で実質的な逃げ馬となりました。中盤で大きく緩めたのはありますが、序盤はそれなりに厳しいペースでレースを進めており、ラストも最後までしっかり脚を使えています。その後「自己条件で捲り勝ち→自己条件でキレ負け」というキャリアを見る限り、絶対的なスピード能力は高くないステイヤー型の馬だと推察しています。オークスの負け方は2021有馬記念のタイトルホルダーに近い形のため、キツいペースを前で踏んで行くか、後ろからロングスパートを仕掛ける形であれば好走できると思います。セキトバイーストとはスピードレンジの差が大きすぎるため後者が理想です。まだ速いペースを前受けして地力で押し通す力までは無いと見ていますが、ロングスパートを仕掛ける形であればエリザベス女王杯でも面白そうな1頭です。

予想・買い目


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