
【美浦班海堂】安田記念予想見解|現場を見る勝負の目
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■ はじめに
安田記念は、能力比較だけではなく、当日の状態と仕上がりが結果に直結しやすいGⅠです。東京芝1600mはスピードを保ったまま長い直線に向かうため、気持ちの入り方、折り合い、反応の良さが重要になります。前日時点では東京芝は良馬場ですが、当日は午後から雨が入る可能性があります。良~稍重寄りまで含めるなら、軽さだけでなく、重い馬場での調教気配や体調面の余裕も見たいところです。私は、調教気配と陣営のトーンから、今走で走れる状態にある馬を重視します。
■ レース全体の見立て
今年の安田記念は、人気上位に状態面で見どころのある馬がそろいました。特に美浦組は、東京開催で輸送負担が少なく、調整過程をそのままレースへつなげやすい点が強みです。中でも⑰トロヴァトーレ、①レーベンスティール、⑥ステレンボッシュは、最終追い切りの動きや中間の内容から、ここへ向けて整ってきた印象を受けます。
前日時点では良馬場ですが、当日はレース時刻にかけて雨の影響が出る可能性があります。完全な高速馬場なら反応の鋭さが重要ですが、少し雨が入るなら、馬場が重い中でも動けているか、馬也で余裕を持って脚を伸ばせているかをより重視したいです。
その意味で、美浦Wの重い馬場でしっかり動けている⑰トロヴァトーレ、①レーベンスティール、⑥ステレンボッシュは評価を下げません。むしろ、当日の馬場が多少タフになっても、状態面の良さをレースに反映できると見ます。栗東組では⑭ガイアフォースの実績、⑨ウォーターリヒトの末脚、⑮ドラゴンブーストの充実度も軽視できません。ただ、今回の海堂視点では、関東圏開催で状態をしっかり整えてきた美浦馬の勝負気配を上に取ります。
■ ◎本命:⑰トロヴァトーレ
本命は⑰トロヴァトーレです。
⑰トロヴァトーレは、今回の美浦組の中でも仕上がりの良さが最も目立つ一頭です。1週前にしっかり負荷をかけ、最終追い切りでは追走する形から最後まできっちり併せる内容。馬体の充実感もあり、今の状態ならGⅠのメンバーに入っても力を出せると見ます。
前走のエプソムC、前々走の東京新聞杯と、東京で続けて結果を出している点も大きいです。単なる好走ではなく、道中で折り合い、直線でしっかり脚を使う形が板についてきました。以前よりも走りに無駄が少なくなり、マイルGⅠの流れにも対応できるだけの下地ができています。
当日午後の雨は意識しておく必要がありますが、⑰トロヴァトーレは最終追い切りで重い馬場でも動けています。良馬場の切れ味勝負だけに寄ったタイプではなく、今の充実度なら多少時計が掛かる形にも対応できると見ます。外枠は楽ではありませんが、無理に位置を取りに行かず、自分のリズムで運べるはずです。状態面と東京適性の両方から、現場を見る勝負の目としては⑰トロヴァトーレを本命に取ります。
■ ○対抗:①レーベンスティール
対抗は①レーベンスティールです。
①レーベンスティールは、最終追い切りで折り合いがつき、しまいの反応も確認できた点を評価します。馬体の張りも良く、気配はかなり高い水準にあると見ます。1週前にも併せ馬でしっかり動けており、状態面だけなら本命に近い評価です。
中距離で実績を積んできた馬ですが、東京の舞台そのものは合っています。大阪杯でも早めに動いて見せ場を作っており、GⅠの中でも内容は悪くありませんでした。今回はマイルの速い流れに対応できるかが鍵になりますが、内枠からロスなく運べれば、持っている能力を生かせる形はあります。
雨が入った場合も、①レーベンスティールにとって極端なマイナスとは見ていません。最終追い切りは重い馬場の美浦Wで動けており、状態面の不安は小さいです。ただし、良馬場で鋭く加速する形が理想という面もあるため、馬場が想定以上に渋るなら少し注意は必要です。本命より一段下げたのは距離対応の部分ですが、仕上がりと気配は十分。状態面からは軽く扱えない一頭です。
■ ▲単穴:⑥ステレンボッシュ
単穴は⑥ステレンボッシュです。
⑥ステレンボッシュは、前走のエプソムCで復調気配を見せ、今回の追い切りでもその流れを保っています。最終追い切りでは手綱を緩めただけで加速できており、気持ちも入っている印象です。陣営のトーンからも、前走からさらに上向いていると受け取りたいです。
この馬は本来、広いコースで伸び伸び走れた方がいいタイプです。東京の長い直線は合いますし、良馬場ベースなら走りのきれいさを生かせます。桜花賞馬としての実績もあり、マイルへ戻ること自体は悪くありません。
雨が入る点については、極端な悪化でなければ大きな減点にはしません。最終追い切りでは重い馬場でも圧巻の加速を見せており、状態面はかなり良いと見ます。課題は、牡馬相手の安田記念で流れが速くなった時に、どこまで位置を取れるかです。後ろになりすぎると届かない可能性はあります。ただ、状態面の上積みとD.レーン騎手への手替わりを考えると、一発の余地は十分。リスク込みで▲評価にします。
■ ☆注目馬・穴馬:④シックスペンス
注目馬・穴馬は④シックスペンスです。
④シックスペンスは、近走成績だけを見ると評価が難しい馬ですが、今回は状態面の変化を拾いたい一頭です。ブリンカー着用の効果で行きっぷりが良くなり、本来の迫力が戻りつつある点は見逃せません。1週前の動きも良く、最終追い切りでも変わり身を感じさせる内容でした。
もともと重賞を複数勝っている馬で、能力そのものはここでも足りる可能性があります。近走は力を出し切れていない面がありましたが、今回は集中力を補う工夫が加わることで、パフォーマンスを上げてくる余地があります。
雨が入って馬場が少しタフになるなら、④シックスペンスのしぶとさが生きる可能性もあります。美浦Wの重い馬場で行きっぷりの良さを見せており、状態面では上向きです。ただ、久々の芝GⅠで流れに乗れるか、ブリンカー効果が実戦でどこまで出るかは未知数です。人気ほど目立っていませんが、状態面では軽視できません。現場気配から拾うなら、④シックスペンスは面白い存在です。
■ 印一覧
◎⑰トロヴァトーレ
○①レーベンスティール
▲⑥ステレンボッシュ
☆④シックスペンス
△⑭ガイアフォース
△⑨ウォーターリヒト
△⑮ドラゴンブースト
○①レーベンスティール
▲⑥ステレンボッシュ
☆④シックスペンス
△⑭ガイアフォース
△⑨ウォーターリヒト
△⑮ドラゴンブースト
■ まとめ
今年の安田記念は、能力上位馬の比較に加えて、状態面の良し悪しが大きく出るレースだと見ます。前日時点では東京芝良ですが、当日午後の雨を考えると、良~稍重寄りまで含めて判断したいところです。軽い馬場の反応だけでなく、重い馬場の追い切りでも動けているかを重視しました。美浦組では⑰トロヴァトーレの充実度が最も目立ち、東京適性と状態面の両方から本命にふさわしい存在。①レーベンスティール、⑥ステレンボッシュも仕上がりは良く、変化という点では④シックスペンスに注意します。
※競馬予想は的中を保証するものではありません。
※馬券の購入は20歳以上の方が、ご自身の判断と無理のない範囲でお楽しみください。
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