
【分析班白瀬】函館記念予想見解|人気の盲点をデータで読む
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■ はじめに
函館記念は、毎年のように人気順だけでは収まりにくいハンデ重賞です。函館芝2000mは直線が短く、単純な末脚勝負ではなく、道中の位置取り、コーナーでの機動力、洋芝で脚を持続できるかが問われます。前日時点では函館芝は稍重、天候は晴れ想定。明日も晴れ予報で進むなら回復方向で見たい一方、完全な高速馬場までは決め打ちしません。私は、人気よりも「4歳馬」「ハンデ」「好位から長く脚を使える形」に勝ち筋を置いて整理します。
■ レース全体の見立て
函館記念は、過去傾向から見ても波乱の余地が大きいレースです。特に目立つのは、上位人気だけで決まりにくい点と、10番人気以下の馬券絡みが珍しくない点。ハンデ戦らしく、能力の序列よりも、斤量・馬場・立ち回りが結果に直結しやすい一戦です。
年齢面では近年4歳馬の存在感が強く、今年も4歳勢の取捨が大きな焦点になります。斤量面では55kgから56kg台の馬を中心に、実績馬の58kg以上は能力を認めつつも、勝ち切りまでは慎重に見たいところです。
コース形状も重要です。函館芝2000mは1コーナーまでの距離があり、序盤で下りを使うため、前半が自然と流れやすい構造です。そこから2コーナー過ぎから4コーナーにかけて緩やかに上るため、最後は洋芝らしい持続力と底力が必要になります。直近の函館芝2000mでも、早めに動いた馬と内で脚をためた馬が上位に来ており、後方一気だけを狙うより、勝負どころで位置を押し上げられる馬を重視したいです。
前日時点の稍重から晴れ想定で回復するなら、極端な道悪巧者よりも、標準より少し力の要る馬場で脚を長く使えるタイプ。その条件で、私は⑭フィーリウスを最上位に取ります。
■ ◎本命:⑭フィーリウス
本命は⑭フィーリウスです。
⑭フィーリウスを最上位に置く理由は、今年の函館記念で重視したい条件が最もきれいに重なるからです。4歳馬、56kg、好位で運べる脚質、そして父キタサンブラックらしい持続力。函館芝2000mで必要になる「早めに動いて、最後まで脚を止めない」形にかなり合います。
近走は中距離路線へシフトしてから内容が安定しており、前走は中山芝1800mの3勝クラスを好位から抜け出して勝利。小回りで器用に立ち回れる点は、函館替わりでも大きな武器になります。前日時点の稍重から良寄りへ回復する想定なら、極端な切れ味よりも、道中でリズムを崩さず持続力を使える⑭フィーリウスのタイプを評価したいです。
不安は重賞での相手強化と外枠です。ただ、外枠でも無理に下げず、丹内騎手が早めにポジションを取りに行ければ、かえって揉まれず運べる利点もあります。人気は上位でも極端に過剰な評価までは受けにくく、データが導く勝ち筋としてはここを本命にします。
■ ○対抗:④マジックサンズ
対抗は④マジックサンズです。
④マジックサンズは、能力だけなら勝ち切りまで考えられる一頭です。前走のエプソムCは4着でも着差は小さく、相手関係を考えれば評価できる内容でした。2歳時から重賞戦線で結果を出してきた背景もあり、洋芝替わりにも対応できる下地はあると見ます。
父キズナの中距離型らしく、速い上がりだけでなく、長く脚を使える点も函館芝2000m向き。前日時点の馬場が稍重で、明日も完全な高速決着にならない想定なら、④マジックサンズの持続力は生きやすいです。折り合い面に進境があるなら、2000mへの対応も大きな不安にはしません。
ただし、58kgはデータ上も楽ではありません。実績上位である分、斤量面の負荷を考えて本命ではなく対抗まで。直前の馬場が想定以上に軽くなり、外から早めに動ける形なら、逆転まで見込める評価です。
■ ▲単穴:⑩ケリフレッドアスク
単穴は⑩ケリフレッドアスクです。
⑩ケリフレッドアスクは、人気の盲点としてかなり面白い存在です。前走はヴィクトリアマイルで14着ですが、マイルのGⅠで流れが忙しかった面があり、今回の芝2000m替わりは、前走より追走に余裕を持てる可能性があり、条件好転の余地があります。福島牝馬Sでは後方から差を詰めて4着。小回りで直線が長すぎない条件でも、脚を使える下地は示しています。
ハンデ55kgも魅力です。函館記念の傾向として55kg前後は評価しやすく、牝馬でこの斤量なら、展開が流れた時に差し込む余地があります。先行勢に③ピースワンデュック、⑤イガッチ、⑧ケイアイセナ、②ファウストラーゼンがいて、前が早めに動き合う形になれば、⑩ケリフレッドアスクの末脚が浮上します。
リスクは位置取りです。函館の直線は短いため、後方のままでは届きません。ただ、前日時点の馬場想定で少し時計がかかる形なら、内外の差よりも最後まで脚を使えるかが重要になります。人気以上に評価できる単穴です。
■ ☆注目馬・穴馬:①バルナバ
注目馬・穴馬は①バルナバです。
①バルナバは、近走着順だけで見ると強く推しにくい馬ですが、今回条件では拾っておきたい穴です。父ハービンジャーで洋芝や時計のかかる馬場への対応力を見込める血統背景があり、前日時点の稍重から完全な高速馬場になり切らない想定なら評価を上げられます。
前走の福島民報杯は9着とはいえ、勝ち馬から0秒6差。外を回らされる形で大きく負けていない内容なら、今回の最内枠でロスを抑えられる点はプラスです。小倉芝2000mの関門橋Sを勝っているように、小回り2000mで長く脚を使う形にも対応できます。
ハンデ55kgも魅力です。函館記念は軽すぎる馬よりも、55kg前後で実戦的な脚を使える馬が浮上しやすいレース。①バルナバは人気薄になりやすい立場ですが、内で脚をため、3〜4コーナーでうまく進路を取れれば、馬券内に食い込む余地はあります。穴としての勝ち筋は十分です。
■ 印一覧
◎ ⑭フィーリウス
○ ④マジックサンズ
▲ ⑩ケリフレッドアスク
☆ ①バルナバ
△ ⑫エコロディノス
△ ⑤イガッチ
△ ⑮デビットバローズ
○ ④マジックサンズ
▲ ⑩ケリフレッドアスク
☆ ①バルナバ
△ ⑫エコロディノス
△ ⑤イガッチ
△ ⑮デビットバローズ
■ まとめ
今年の函館記念は、実績上位馬をそのまま信頼するより、年齢・斤量・洋芝適性・立ち回りを重ねて評価したい一戦です。前日時点では芝稍重、明日は晴れ想定で回復方向と見ますが、函館らしい持続力勝負の要素は残るはずです。私の本命は⑭フィーリウス。4歳、56kg、好位で運べる機動力を評価します。△⑤イガッチは、前走を好位から勝ち切っており、小回りで流れに乗れる点は魅力ですが、人気面と相手強化を考え今回は押さえまで。相手には能力上位の④マジックサンズ、人気の盲点として⑩ケリフレッドアスクと①バルナバを加え、人気だけでは見えにくい勝ち筋を狙います。
※競馬予想は的中を保証するものではありません。
※馬券の購入は20歳以上の方が、ご自身の判断と無理のない範囲でお楽しみください。
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