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まじめに研究。ファミコン互換機の世界。

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Unauthorizon
2023/7/5 16:09

「パチファミ」という言葉が象徴するように、多くの方々が互換機に対しては「粗雑」「胡散臭い」「しょせん代用品」「だがそこがいい」などなどの印象をお持ちのことと思います。ですが……。

はじめまして。ライターの 田中 "hally" 治久と申します。15年以上にわたってゲーム史・ゲーム音楽史の研究などを生業としております。近年は非公認互換ゲーム機(いわゆるパチファミなど)の世界的な歴史調査にも力を入れておりまして、先頃その集大成となる世界初の本格的互換機データベース・アノウソライズン(Unauthorizon)を開設いたしました。およそ12000機種にも及ぶデータがここには蓄積されております。

データベースは無償でご利用いただけますが、維持管理に若干費用がかかるのが悩みどころです(最低でも月60ドル程度)。支援の意味で各記事(1500円)または月額制マガジン(500円)をご購入いただけますと幸いです。当BOOKERSでは月一回程度、アノウソライズンを構築することによって得られたさまざまな知見をお伝えしていきます。

月額制マガジンを定期購読していただけますと、特典として強力なフィルタ検索の可能なAirtableによるデータベースの閲覧や、統計情報の利用も可能となります。アクセス方法は文末、有料公開範囲に記しております。

パチファミの真価

さて本題です。「パチファミ」という言葉が象徴するように、多くの方々が互換機に対しては「粗雑」「胡散臭い」「しょせん代用品」「だがそこがいい」などなどの印象をお持ちのことと思います。昨今ではかなりしっかりした互換機もあるとはいえ、大半は実際そういうイメージ通りのものです。ただしそれはあくまで日本を含めた「先進諸国でのイメージ」でありまして、ワールドワイドな視野で見るとその存在感は全く異なってきます。

中国、東南アジア、中東、中南米、旧ソ連圏の国々では、いわゆるパチファミが与えた文化的影響というのは無視できないほど大きくて、それに目を閉ざすならば世界の1/3くらいの国々ではゲーム文化史の最初の1ページが綴れなくなってしまうというくらいのものだったりするのです。

いやいやご冗談でしょうたかがパチファミでしょう、と思われるかもしれませんが、そういう方にはまず以下の図をご覧いただければと思います。
世界市場における海賊版ファミコンの浸透度(1980年代~2000年代初頭。筆者調べ)。世界的に見ると正規品のみが流通していた地域(緑色)はごく僅かしかなかったことがお分かりいただけることと思います。赤色の地域では正規品のファミコンがほぼ流通せず、海賊版が独占。橙色の地域では正規品と海賊版が拮抗。黄色の地域は限定的ながらも一応海賊版が流通。
こうした状況であるにもかかわらず、互換機研究の重要性は長年にわたって一部の好事家以外には全く理解されてきませんでした。ゲーム史研究における巨大なミッシングリンクと言っても過言ではなく、手遅れになる前に包括的な研究に着手しておく必要があると考えましたが、研究に必要となるであろう統計的な資料はまったく整備されていないのが現状でした。研究の前段階として、まずデータベースを構築しなければ先に進めないと分かったのです。そうしてそれを具現化したのが、最初に述べたアノウソライズン(Unauthorizon)です。構築にあたって何を考え、どういったことを重視したのかについては、4Gamerさんに記事を書かせていただいたので、そちらも合わせてお読みいただけましたら幸いです。ファミコン互換機がどのようにして誕生し、どのようなトレンドが打ち立てられていったのかについてもまとめております。
もしアノウソライズンの活動にご理解をいただけるようでしたら、新着記事または月額制マガジンのご購入にて、ぜひともご支援のほど、よろしくお願いいたします! 
※本記事の有料箇所は定期購読者専用です。単体販売はありません(価格は仮のものです)。

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アノウソライズン~非公認ゲーム互換機の世界~
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パチファミをはじめとする非公認ゲーム互換機をまじめに研究。あなたの知らない世界のファミコン互換機事情をまとめています。


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ファミコン互換機等の非公認互換ゲーム機に特化した巨大データベース「アノウソライズン」( https://www.unauthorizon.org )に関連する様々な統計、分析、雑学などをまとめたコラムを提供します。月一回程度更新。※有料記事は月額マガジン(¥500)でのご購読がお得です。
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