このドバイワールドカップはドローンからのフル映像が確認できたのでいろんなことが改めて確認できました。その一つはゲート設置地点の件。以前詳しくどこかで詳しく書いた記憶があるものの、今調べても探せなかったので簡単に記しておきますが、ここドバイ・メイダン競馬場では例えば芝1800m戦ドバイターフのゲート地点は残り1800mきっかりの場所に設置されないケースがほとんどということ。少なくとも1800m以上距離がある地点に置かれ、しかも年によってバラツキがあったりもします。ダート戦はどうなのか今一つ掴めなかったのですが、上空フル映像から今年のドバイワールドカップのゲート設置地点はゴールまで2007~2008m地点に置かれているのが確認できました。2000mちょうどの場所には設置物が合ってゲートを置けないんでしょうね。そもそもドバイシーマクラシックが2410mという半端な施行距離になっているのも1周2400mのトラックにしたからでしょう。当然ゴールポストがあるのでゲートを置けないわけです。その点香港シャティン競馬場はそんな不具合が起こらないしっかりとした競馬場造りになっていて施行距離通りにゲートを設置。ゲートオープンと同時にレースタイム計測が始まる競馬場での日本式走破タイムに換算するための1.2秒マイナスするというのは、その香港シャティン競馬場が基として私が作り出した値。このドバイ・メイダン競馬場ではマイナス値が1.2秒だと概ね足らないケースがいくつも出てきます。それでは今年のドバイワールドカップのレースラップを書いておきましょう。コーナー区間は±0.05秒、直線区間は±0.03秒以内の誤差に収まっていると思います。