2020年産馬クラシックロード vol.016
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桜花賞はVol.014で触れたようにモズメイメイが後続勢のプレッシャーを受け予想以上に流れて縦長の馬群となるレースとなりましたが、今回の皐月賞でハナを切るのはさすがにグラニットだと思うので、嶋田純次騎手鞍上で逃げた3戦の様子を見ていきたいと思います。まずは2022サウジアラビアRCの平均完歩ピッチから。
前後半46.3-47.1という流れを作りました。しっかりスタートダッシュさせ道中さほど緩めることなく1000m=L600mからスパート開始。スローの流れに慣れ親しんだ馬たちを尻目に2着と健闘。1300m=L300mからは脚が上がっていましたがラスト100mで若干ピッチを速めています。勝ったドルチェモアが迫ってきてからファイトしていたんですね。これはもう少し効率よくスパートできていたら0.1秒くらい時計を縮めていた可能性がありました。次は松山弘平騎手鞍上で朝日杯FS10着を挟んだ後の2023京成杯のデータを加えてみましょう。
労せずハナに立てるメンバー構成であり前走から400mの距離延長となる初の2000m戦。序盤からペースを落とした逃げを打ちレースラップの前後半は62.2-60.0。サウジアラビアRCとは違い後続勢が存分に脚を溜められるレース展開で、どうぞ差してくださいという形になりました。当馬自身ラストスパートの全開区間ではサウジアラビアRCほどピッチを速めることがないままに終わり消化不良的なレースだったと言えます。こうなれば次走2023スプリングSではどんな逃げを打つか、もはや一択状態でしたね。その2023スプリングSのデータを加えたのがこちら。
きっちりスタートダッシュを決めグラニットらしい逃げ。サウジアラビアRCより少しピッチを緩めて距離相応の逃げに持ち込みました。通常、中盤辺りで一定のペースに持ち込む逃げの形になることがほとんどですがこの時のグラニットは違います。徐々にピッチが緩んでいき最遅ピッチ区間は800~900m=L1000~900m。その直後、鞍上嶋田純次騎手はグラニットを促していき早々とスパート態勢に持ち込んでいました。後続勢、特に先行勢は脚をまだ溜めておきたい段階でペースアップ(実際にはペースアップしていませんが)的な状態となり同世代のレースとしてはなかなか厳しい展開となりました。最後は3頭に差されたものの4着入線。京成杯とはまるで違う逃げを打ちグラニットの良さを出したレースだったと思います。スプリングS出走組以外の皐月賞出走予定馬のほとんどは緩い流れとなるレースばかり行っており、今回グラニットの洗礼を受けてどうなるか見物ですね。
今週末は若干の雨予報の日があるみたいですが、2023-04-09中山10R鹿野山特別をベースにした馬場想定なら、グラニットは前半1000mでこれくらいのラップを刻んで逃げるのではないかと推測しています。
58.8:12.1-10.9-11.5-12.1-12.2
この皐月賞では見られることはないと思いますが、グラニットのおもしろいところは余裕あるスピードでコーナーを走る際、よく逆手前にするところですね。見ていて楽しくなる馬です。
競走馬はデビューしてから徐々に成長していきますが、その成長というのは端的に言えば時計を徐々に詰めていくということ。そしてレース間隔が開いたなりのペースで時計を詰めていきます。違う表現をすれば同じ指数値をマークした2頭がいるならば、より早い段階でその指数をマークした馬の方が価値は高いということになります。過去10年の皐月賞馬を例に、今年の出走予定馬の指数推移を時系列的にグラフで見ていきましょう。
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