2022年産馬クラシックロード vol.099
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今回は久々に現3歳となる2021年産馬を取り上げてみます。レイデオロ産駒シンハナーダです。まずはデビューから2戦の平均完歩ピッチ推移を見ていきましょう。
初戦となった福島芝2000m戦。気性的な影響なのか、序盤から軽く促されては抑えられるという指示を繰り返されスムーズさが感じられない追走状態。3コーナー、残り800mを過ぎてから最内を通って進出しようとしていましたが前がつっかえる形で4コーナーを回り切るまで少々ブレーキを掛けるような走りとなっていました。結果的に最速完歩ピッチ区間はL100~0m。実際に脚を余した形となるケースはほぼ皆無なのですが、このシンハナーダの未勝利だけはそんなイメージ。個別ラップタイムは以下の通りです。
13.55-11.55-12.60-12.45-12.65-12.20-11.65-11.65-11.75-11.25
スムーズなレースができていれば3馬身くらい突き抜けていたことでしょう。続く2戦目東京芝2000m戦でも2コーナーをクリアする頃となる前半300m=L1700mからピッチが徐々に速くなり掛かっています。個別ラップタイムは以下の通り。
13.50-11.90-11.35-11.95-12.20-12.40-12.10-11.50-10.85-10.85
前半400~600m=L1600~1400mでラップタイムは一気に速くなっています。初戦、2戦目と違うジョッキーが跨っていますがどちらも御することができていないようです。ただ、この2戦目に関しては掛かった後の後半1200mは上手に走れています。初戦とは異なり溜めが作れていたので全開スパートではグンとピッチが速くなっています。次は平均ストライド長のグラフ。
上手にラストスパートが行えた2戦目東京芝2000m戦では平坦区間とはいえラスト200mでのストライドの伸びは顕著です。3歳以上1勝クラスでこのような波形を見ることはまずありません。次は父レイデオロの全成績とL5指数明細表で比較してみましょう。

父レイデオロから約9ヶ月遅れでデビューし、2戦目は10ヶ月半遅れ。指数は上回っているので順調ならば父レイデオロの3歳時のジャパンカップから約10ヶ月後、4歳9月頃にはG1を勝てるくらいになるのではないかと思っています。実際のところレース選択がどうなのかという問題はありますが、G1出走まで無敗で行けるくらいの迫力を感じています。そしてこの2戦目の3歳以上1勝クラスでは末脚がキレた印象がありますが、これはこのクラスだからそう見えたというのが真相ではないかと思っていて、シンハナーダのL3指数プラス10というのは遥かに指数レベルの高い翌日の天皇賞・秋ならばドウデュースのプラス19という別格の値はさておき6頭がシンハナーダを上回っています。父レイデオロも2018年天皇賞・秋のように末脚がキレる印象があったかもしれませんが、L3指数がプラス10オーバーとなったのは3回のみ。その代わりに2018年天皇賞・秋でのL5指数プラス23に代表されるようにロングスプリント能力に秀でていました。シンハナーダの初戦でのL5指数プラス12というのも未勝利戦としては破格の値。走りの質としては父レイデオロの良さをかなり忠実に引き継いでいる印象があり、キレる末脚ではなくロングスプリント力がストロングポイント。そして馬体重や体のラインを見ても父同様のTT型と考えられ距離適性は長距離、そういったタイプの馬ではないかと見ています。
●シンハナーダ
★推定距離適性:2200~3000m
★評価ランク:S(G1級)
★推定距離適性:2200~3000m
★評価ランク:S(G1級)
2400mへの適性力はおそらく相当高い資質があるだろうと感じていて、レースキャリアを順調に積みスタミナ力を強化していけばかなりの器、世代チャンピオンとなる可能性が十分あると見ています。過日Xで血統に関してPostしましたが、個人的にはかなり高評価としたい血統構成。Mr. ProspectorをメインとしMill ReefやBuckpasserがスタミナ力を支えており欧州の芝を力強く駆け抜けていくというイメージが感じられ、将来的には凱旋門賞に挑むべき馬、と期待しています。それでは今週のオープンクラス特別登録馬の各指数表を掲載しておきます。
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