Mahmoudの競馬エッセイ vol.038 「2023ジャパンカップ 展望」
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まずは現東京競馬場のレイアウトとなった2003年から上位入線馬5頭と残り1000m地点を先頭で通過した馬のL5指数表を見ていきましょう。
残り1000m地点の通過レベルを表すL5追走指数が大きくプラスに振れている年があれば逃げ馬もマイナスに振れている年があります。先頭馬の最高値は2020年のキセキでプラス51、最低値は2013年のエイシンフラッシュでマイナス13。タイム差にすると6.4秒。同じ逃げ馬のエイシンフラッシュに100m以上差を付けてキセキは逃げていたということになります。もっともこの2020年では残り1000m地点を2番手と僅差の3番手で通過した5着グローリーヴェイズでもキセキより3.2秒遅れていたので、どの馬もキセキの逃げのペースとは関係のないレースをしておりキセキは単に暴走していただけのこと。他馬も巻き込んでいかにもハイペースとなったのはアルカセットがレコード勝ちした2005年、2番手エピファネイアが圧勝した2014年、そしてスワーヴリチャードが勝った2019年になるかと思います。現レコードがマークされた2018年でのアーモンドアイはL5追走指数がプラス13、L5指数がプラス15。アーモンドアイの前後半のラップタイムは71.9-68.7とネガティブスプリットにはなりますが、実質的にはイーブンに近いペース推移。先日の天皇賞・秋で芝2000mの大レコードをマークしたイクイノックスのL5追走指数はプラス18でL5指数はプラス16。どちらも素晴らしい差し脚を有しており、そういったタイプの馬にはこの辺りのペースバランスが走破タイムをグンと伸ばすためのほどよいバランスとなるのかもしれません。
この指数はエイジアローワンスを反映させていないので、実質のトップ指数は小数点以下の差で2018年アーモンドアイ。続くのは僅差で2014年エピファネイア。その次が前レコードホルダー2005年のアルカセット。とりわけ2014年エピファネイアのL5追走指数はプラス30(基準値より3秒速い)で厳し過ぎるペース。それでいて上がり600mでエピファネイア以上のラップタイムをマークしたのは3着スピルバーグのみ。この時のエピファネイアもモンスターと言える走りを見せていました。一方、後半1000mのレベルを表すL5指数が目立つのはやはり2006年のディープインパクト。2400m戦以上の距離における後半の脚力はこのディープインパクトとナリタブライアンが抜けています。特にディープインパクトの絶対的速さは尋常じゃないレベル。そしてもう1頭目立つのがブエナビスタ。後半の脚力は牝馬ならこのブエナビスタがトップホースでしょう。指数的にはここ2年低調気味のレースになっていますが、高い追走力を有する馬、あるいは後半でレベルの高い長い末脚を使える馬が勝利を収めています。2400m戦で高パフォーマンスを発揮できるスタミナ力がポイントになるでしょう。それでは今年の登録馬の指数表を見ていきましょう。
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