Mahmoudの競馬エッセイ vol.028 「新潟芝直線1000m 実質馬番別入線率」
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新潟芝直線1000mでの外枠有利というのは顕著なデータが出ていますが、まずは馬番別入線率を見ていきましょう。
着順ではなく入線順位で集計している点が、よく目にする着順率とは異なるところですが、いずれにせよ内枠不利、外枠有利というのは厳然たる事実で、1・2番枠と16~18番枠では3倍近い格差があります。それでも1・2番枠がノーチャンスと言えるほどではないのも確かな話です。しかし、この新潟芝直線1000mという舞台では他の施行条件とは全く異なるのが馬番と実際に入るゲート番号の違い。基本的にゲート番号18番枠を基点として頭数が少なければ内のゲート番号は空き番となるので、同じ馬番1だとしても出走頭数が異なれば発馬するゲート番号が変わってきます。要は出走頭数18頭での馬番1と、出走頭数6頭での馬番1はまるで違うということ。上記のような単なる馬番別集計値だと枠順の有利不利の実態を今一つ表現しきれない側面があります。ということで今回、実質馬番別入線率という集計値を作成してみました。出走頭数18頭での18番枠は実質馬番1、1番枠は実質馬番18、といった具合です。発走除外となったケースでは空白枠をそのままにして発走したり、あるいは内・外に詰めたりいろいろあります。2014-08-03のアイビスサマーダッシュのように実質馬番1が空白枠となったケースもあります。そういった違いも反映させたデータとなります。
通常用いられる馬番別集計値よりもさらに内枠不利、外枠有利という実態がよくわかるかと思います。1~3位入線率なら実質馬番13でも、実質馬番1~3の3分の1近くまで落ち込みます。そして出走頭数18頭の時のみ存在する実質馬番18は、実質馬番1の勝率の5分の1以下。255例の内勝ち馬は5頭のみ。
2004-07-24 未勝利 フラワーメロディー
2004-09-04 未勝利 プリンセスサウンド
2009-09-27 未勝利 アグネスロージイ
2016-08-13 未勝利 オレンジガール
2022-10-16 1勝クラス セルレア
2004-09-04 未勝利 プリンセスサウンド
2009-09-27 未勝利 アグネスロージイ
2016-08-13 未勝利 オレンジガール
2022-10-16 1勝クラス セルレア
昨年永島まなみ騎手鞍上のセルレアが勝った時は話題になりましたが、実質馬番18から初めて枠なりに最内を通ったままの勝利でした。出走頭数18頭での1番枠=実質馬番18は極めて不利な条件となります。出走取消や発走除外で一つでも外に枠が繰り上がれば好走確率は高まると見てよさそうですが、これだけ枠順格差があるのは欠陥コースと言って過言ではないくらい。馬場中央が最も高い位置にあり、内にいくにしたがって位置が低くなっているのがJRAでの芝馬場の構造。基本的にこの高低差の影響が、内枠が不利になっている大きな要素だろうと思われます。過去にも触れたことがありますが、スタート地点から周回コースと交わるまである程度の距離があるので、この部分に盛り土をして馬場中央から最内までのスタート地点が高い位置となるよう馬場改造を行えば良いのではないかと私は考えます。最後にアイビスサマーダッシュの各指数表を掲載しておきます。
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