Mahmoudの競馬エッセイ vol.088 「2025年小倉記念指数振り返りと2025年関屋記念指数表」
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まずはハンデ戦小倉記念のレース結果L5指数明細表をご覧ください。
逃げたグラティアスのL5追走指数はプラス21。逃げ粘れる可能性がゼロに等しい無謀な逃げだったわけですが、2番手スズカダブルのL5追走指数はプラス6で前半1000m通過は60.0。2番手スズカダブル以降の15頭の内、L5追走指数がプラス値となったのは6頭のみで、実質的な前後半バランスは若干後傾寄りだったのが今年の小倉記念です。
グラティアスの逃げは全く無視を決め込んで問題なかったのですが、騎手心理としてはどうしても意識せざるを得ないところがあって、条件反射的に追っ掛け始めています。それを表しているのがL5-3指数。大多数の馬がプラス二桁となるほどバックストレッチ中間から猛然とペースを上げ始め、結果的にL3指数がプラス値だったのは2頭のみ。前述の通り中間点まで若干後傾寄りだった流れが一気に変貌を遂げ、レース後半は持久力勝負。そんな中、1着イングランドアイズはハンデ斤量51kgということもあり、指数が低く出る側面はあるものの、L5-3指数は他馬より低く、各馬が一気にペースアップした中で少し自重気味に追走していました。数字のベタ打ちになりますが、イングランドアイズの100m毎の平均完歩ピッチの値は次の通りです。
前半1000m
0.400-0.397-0.408-0.415-0.416-0.415-0.422-0.426-0.421-0.428秒/完歩
0.400-0.397-0.408-0.415-0.416-0.415-0.422-0.426-0.421-0.428秒/完歩
後半1000m
0.434-0.434-0.434-0.434-0.427-0.426-0.434-0.422-0.414-0.429秒/完歩
0.434-0.434-0.434-0.434-0.427-0.426-0.434-0.422-0.414-0.429秒/完歩
同馬のラストスパート時の最速完歩ピッチ区間はL200~100m。全開スパートを行える余力を残したまま、4コーナーを回ってきたのが最大の勝因です。鞍上松若風馬騎手の好判断が光りました。基本的に競馬の仕掛けは大多数が早仕掛けという構図になっており、その早仕掛けの様子を個別ラップタイムから指数化し、同時に完歩ピッチ推移でも検証できるという定量分析を見ることができるのは、今のところ私が提供しているコンテンツのみだと思われます。
私が期待していた1頭ラスカンブレスは、2000m戦ならペース的、位置取り的に悪くなかったと思います。ただ、バックストレッチ中間からのペースアップをもっと抑えていれば、ペースバランス的に後半1000mをもう少し速く走り切れた公算は高いです。とはいえ、そうできないのが競馬という文字通り競い合う部分。どうしても他馬との干渉が生じるので、自分だけ置いておかれる状況を作り出すというのは難易度が高過ぎなのだろうと思います。結果は4着だったものの、2400m戦を2回使った後の2000m戦で、前半無理をせず追走させた鞍上荻野極騎手のジャッジは見事な内容であり、前号で少し触れましたが彼は良く乗れています。今後も注目ジョッキーの一人でしょう。
それではハンデ戦関屋記念の枠順確定版L3指数出馬表、L3指数明細表を掲載しておきます。
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