Mahmoudの競馬エッセイ vol.019 「枠順の有利不利」
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今週はダービーウイークということで枠順が決まるのをソワソワして待っておられる方は多いんじゃないかと思います。本命にしようと考えていた馬が大外枠を引いた際の絶望感は尋常じゃないレベル。施行条件によっては外枠の不利が大きいと認識されているケースがあり、代表的なところで言えば東京芝2000m。スタート後100m少々で2コーナーに突入するわけですから外枠が不利なのは当然でもあります。最初のコーナーへ突入するまでに500m以上直線を走る東京芝1600mと比べるとその違いはよくわかります。出走取消や発走除外、あるいは外枠発走となるケースもあり馬番通りの枠順からの発走とはならないケースがあって統計データで見るのは塩梅が良くないところもありますが、今回はその辺りを無視して出馬表確定時の16~18頭立てのレースに絞り、完走した馬番別の入線順位でデータをまとめて見ました。東京競馬場が現在のレイアウトとなった2003年以降の集計値です。東京芝1600mと芝2000mを比較してみましょう。
東京芝1600mはどの馬番でもほぼイーブンに近い結果と考えて良いと思いますが、東京芝2000mは外枠の不利が目立ちますね。13あるいは14番から外は1~3位入線率が内の馬番と比べて半分くらい下がってしまいます。最初のコーナーへ突入するまでの距離が短いので枠順なりに外を通って距離ロスが多くなるわけですが、ここは約90度ターンのコーナーなので距離ロス以上に好位置を取りにくいのがポイントになるかと思われます。敗因のコメントで「もう一列前で競馬をしたかった」となりやすいコースですね。また、外から頑張って位置を取りに行ってそれがアダとなるケースも多いです。スタートダッシュ後に最もスピードに乗る頃2コーナーを迎えるので、そこで過剰に余力を消耗してしまうケース。コーナーで内の馬を交わそうとするならば当然内の馬より高いスピードレンジに上げなければならないので、直線コースで位置取り争いをするより負荷は大きくなります。この要素の敗因コメントは少し埋もれがちになっているかと思います。基本的には最初のコーナーまでの直線部の長さが大きなポイントとなりますが、外枠は決してノーチャンスになるわけではないという点も大事なことです。それでは日本ダービーの舞台、最初のコーナーまで直線が300m少々となる東京芝2400mのデータはこのようになっています。
たかだが200レース未満の統計値なので微妙なところはありますが、概ね東京芝2000mと遜色のない形で外枠が不利という以上に1~3番枠が有利となっていると見るのが妥当かと思います。特に1、2番枠は勝率10%オーバー。人気馬が最内に入ると包まれやしないかと不安の声が上がったりしますが、つまるところ内枠はやはり有利なんですね。あらゆるパターンのレースを数多く見られている方は内枠有利のポイントをイメージされているかと思いますが、それを具現化するのはちょっと難しいところ。ですがそれを何とか具現化っぽくなるデータを作ってみたので次の表を見てみましょう。
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