去年などはほとんど一定のラップタイムを機械的に刻んでいた。なお、上位6頭のうち5頭までが差し馬だったが、それは道中ルペルカーリアがポジションを押し上げたことによって、先行集団に息を入れさせなかったことが原因だろう。
一昨年はL5Fから11秒台を計時し、L4F最速のロンスパ・消耗戦になっている。単騎逃げだったバビットは、ラップとは裏腹に精神的には楽な競馬だった。4角でサトノフラッグが強襲してきたが、後方からの競馬で2着はむしろ強かったと見る。
三年前のリオンリオンの年は、これまた計ったように正確なラップタイムが刻まれている。3F目からずっと12.0前後というのは面白すぎる。この年も去年と同様、息が入らないラップからわかるように前が潰れてしまい、リオンリオン以外の8着までが差し馬で占められた。