2022天皇賞・秋で少し外目の10番枠発走だったノースブリッジは押して先行態勢。当時1番枠だったマリアエレーナよりスタートダッシュは断然効いていました。ノースブリッジは激しく掛かるところがあって難しい馬ですが、今回は内目の4番枠。好位インを取り切って外から前に入ってもらって折り合いを付けるのが大命題。鞍上岩田康誠騎手は2つ内のマリアエレーナより前に行ける公算は高いだろうという自信があったでしょうし、現に2022天皇賞・秋ほど吹かさなくても前にいけると感じたのはスタート後50m辺りだったかと思われます。前半100m辺りで徐々に内に寄せていきマリアエレーナの前に入る態勢を築いていました。さすがというしかない岩田康誠騎手の技術力。こうなるとマリアエレーナは抑えるしか選択肢はなかったと思います。