
グリさんの韓国旅行記
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旅行記
韓国旅行記
──週末だけの、ちょっと贅沢な逃避行──
はじめに
この旅行記は、自分自身の記録として書き残しておきたいという気持ちと、もうひとつ、「海外って案外気軽に行けるんだな」と誰かが思うきっかけになれば嬉しい、そんな思いで書いています。
とはいえ、私は別に文才があるわけでもありません。
美しい情景描写ができるわけでも、涙を誘う感動話があるわけでもない。
美しい情景描写ができるわけでも、涙を誘う感動話があるわけでもない。
ただ、週末に韓国へ行き、友人と笑い、飯を食い、カジノで震え、また日本へ帰ってきた。
そんな、ありのままの二日間です。
そんな、ありのままの二日間です。
もしこれを読んで、「ちょっと旅に出たいな」と思ってもらえたなら、それだけで十分です。
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5月13日 旅の始まりは、普通の夜から
現在、5月13日の夜。
数日後には韓国へ出発するというのに、私はまだ普通に家で過ごしている。
特別なことは何もない。いつもの平日夜だ。
特別なことは何もない。いつもの平日夜だ。
しかし、人間というものは不思議なもので、旅行が近づいてくると急にソワソワしてくる。
「そうだ、旅行記を書こう」
そんな軽い思いつきでスマホを開いた。
誰が読むのかはわからない。
正直、自分でも最後まで書き切れるか怪しい。
正直、自分でも最後まで書き切れるか怪しい。
それでも、誰かが韓国へ行く時の参考になったり、あるいは「旅行っていいな」と思ってくれたら、それだけで意味はある気がした。
……とはいえ、今日はまだ書くことがない。
普通の平日なのだ。
なので今日はここまで。
おやすみなさい。
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5月14日 授業参観と韓国準備
朝から普通に仕事へ向かう。
午前中で仕事を切り上げ、午後からは韓国旅行の準備を進める予定だった。
……が、その前に子どもたちの授業参観がある。
……が、その前に子どもたちの授業参観がある。
旅行前とはいえ、父親業もきっちりこなさねばならない。
教室へ入ると、なんとも懐かしい空気が広がっていた。
黒板の右端には、
「5がつ14にち もくようび」
という文字。
日直の名前まで書いてあり、あの独特の“学校感”に少し心が戻る。
日直の名前まで書いてあり、あの独特の“学校感”に少し心が戻る。
時計には5分ごとの数字が大きく書かれている。
なるほど、小学生にはこういう工夫が必要なのかと感心する。
なるほど、小学生にはこういう工夫が必要なのかと感心する。
しかし、懐かしい気持ちとは裏腹に、私たちの時代とは決定的に違うものもあった。
Wi-Fiルーター。
そして、一人一台のタブレット端末。
時代だなぁと思う。
私たちの頃など、夏はエアコンどころか扇風機すらなく、汗だくで授業を受けていた記憶しかない。
私たちの頃など、夏はエアコンどころか扇風機すらなく、汗だくで授業を受けていた記憶しかない。
担任の先生も優しそうな方で安心した。
子どもの学校を見ると、「ちゃんとやっているんだな」と妙にホッとするものである。
帰宅後は風呂掃除をし、晩ご飯の準備。
もちろんお皿洗いも私の仕事だ。
もちろんお皿洗いも私の仕事だ。
なぜそこまで働くのか。
もちろん理由はひとつ。
「一人で韓国旅行に行かせてもらうため」である。
こういう時、夫という生き物は非常にわかりやすい。
旅行前はとにかく家庭ポイントを稼がねばならない。
旅行前はとにかく家庭ポイントを稼がねばならない。
金曜の夜までは、もはや働くしかないのである。
ちなみに韓国のホテルは歯ブラシが有料の場合が多いので確認しておいたが、トラベルセットは無事発見。
これで安心だ。
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5月15日 旅支度と、ギャンブラーの前日
この日は仕事を休み、完全に心は韓国モードへ。
前日になって「韓国の入国カードを事前に書かなければいけない」という事実を知り、慌ててWeb申請を行う。
ホテルの住所を韓国語で入力する場面では少し苦戦したが、なんとか完了。
これから韓国へ行く方は、事前申請を忘れないことをおすすめしたい。
さて、次はパッキング。
服、下着、タオル。
そして何より大事なのは、パスポート。
……いや、本当に大事なのは現金かもしれない。
なぜなら今回の旅のメインは、韓国のパラダイスシティでカジノをすることだからだ。
前回は街歩きをしたので、今回は逆。
ホテルからほぼ出ない。
ホテルからほぼ出ない。
食べる。
遊ぶ。
賭ける。
遊ぶ。
賭ける。
ただそれだけのために韓国へ行く。
しかし、それが最高に楽しいのである。
日本国内でも豪華ホテルには泊まれる。
美味しいご飯も食べられる。
美味しいご飯も食べられる。
だが、「合法カジノ」という非日常だけは海外でしか味わえない。
競馬好き、ギャンブル好きの私にとって、それは最高級のエンターテインメントなのだ。
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出発前なのにパチンコへ行く男
時系列が戻り、金曜の朝。
子どもは学校へ、妻はパートへ出かけた。
数時間だけ訪れた自由時間。
普通なら旅行準備を進めるところだろう。
だが私は――
気づけばパチンコ屋にいた。
「明日からカジノなのに、その前日にパチンコかよ」
と自分でも思う。
しかし、ギャンブラーとはそういう生き物なのだ。
結果的に数千円勝利。
韓国土産代が浮いた。
ありがとう、エヴァンゲリオン。
綾波レイ全回転、最高でした。
綾波レイ全回転、最高でした。
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5月16日 韓国へ出発
朝5時起床。
眠い。
しかし、窓を開けると空は快晴。
旅に出る朝特有の空気がある。
旅に出る朝特有の空気がある。
競馬場遠征で早起きには慣れているが、海外はやはり別格だ。
ワクワク感が違う。
ワクワク感が違う。
関西空港へ向かう特急の中には、すでに様々な国籍の人がいる。
それだけで旅気分が高まる。
今回利用するのはチェジュ航空。
しかも今回は奮発し、追加料金を払って最前列座席を確保した。
これが大正解。
足が伸ばせる。
快適すぎる。
快適すぎる。

LCCの窮屈さを完全に覆すレベルだった。
そして飛行機は予定より30分早く到着。
ありがたい。
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仁川空港、そして再会


仁川国際空港は本当に広い。
歩いても歩いても終わらない。
「Kにいる」
という2人からの連絡だけで合流するのは、もはや軽いダンジョン攻略である。
なんとか合流したのは、今回一緒に遊ぶいつものふたり。
20回以上遊んでいる仲間たちだ。
もはや地元の友人より会っている。
こういう縁は、大人になるほど貴重だと思う。
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パラダイスシティ到着
タクシーでパラダイスシティへ。
到着した瞬間、思わず声が漏れる。
豪華。
とにかく豪華。
巨大なロータリー。
噴水。
ホテルマン。
回転扉の奥には、巨大な金色の馬。
噴水。
ホテルマン。
回転扉の奥には、巨大な金色の馬。

「特別な場所に来た」
そう思わせる演出が完璧だった。
館内にはレストラン、スパ、プール。
しかも日本語がかなり通じる。
しかも日本語がかなり通じる。
海外初心者でもかなり安心できるホテルだと思う。
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韓国メシ、そしてカジノへ
昼食は韓国らしくビビンバ。
これがまた美味い。

野菜、肉、卵、辛味。
全部が絶妙だった。
全部が絶妙だった。
そして――
我々は、昼13時からカジノへ向かった。
早い。
しかし、これが目的なのだから仕方ない。

カジノ内部は撮影禁止。
なので文章でしか伝えられないが、あの独特の空気感は本当に特別だ。
なので文章でしか伝えられないが、あの独特の空気感は本当に特別だ。
チップの音。
ディーラーの声。
歓声。
静かな緊張感。
あそこには、日常とは全く違う時間が流れている。
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カジノなのに競馬で大勝ちする男たち
昼間は一進一退。
少し遊んでは休み、また戻る。
そんな流れだった。
部屋へ戻り競馬予想を書いていると、1人から電話。
「東京9Rで85万勝った」
意味がわからない。
さらに、もう1人の友人も新潟大賞典で42万円的中。
韓国まで来て、カジノをしながら競馬で爆勝ちする男たち。
もはや才能である。
空いた口が塞がらない。
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韓国焼肉、そして「さらばバカラ」
夕食は韓国焼肉。
これが大当たり。

肉がうまい。
本当にうまい。
日本で食べれば高級店クラスだと思う。
そして始まったのが、今回のメインイベント。
「さらばバカラ」
3人で45,000円ずつ出し合い、バカラ勝負を3連勝すれば終わりと言うという企画だ。
1回勝てば45,000円が倍。
さらに倍。
さらに倍。
成功すれば36万円。
しかし当然、そう簡単ではない。
1回目、敗北。
2回目、あと一歩で敗北。
そして3回目――
……この先は、またどこかで語ろうと思う。
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深夜4時、ルーレットの魔力
夜通し遊び、気づけば朝4時。
最後に私はルーレットへ座った。
本当はずっとやりたかった。
しかし人気で席が空かなかったのだ。
私はルーレットが好きだ。
数字一点狙いではなく、赤黒や奇数偶数を積み重ねるタイプ。
そして、その瞬間が来た。
「ここは黒だ」
そう感じた。
300,000ウォン。
日本円で3万円超。
ディーラーが球を投げる。
カラカラと回るルーレット。
心臓の音がうるさい。
結果――黒。
勝利。
あの瞬間の脳が痺れる感覚。
たぶん私は、あれを味わうために海外まで来ている。
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帰国、そして思うこと
朝食を食べ、ホテルをチェックアウト。
また空港へ向かう。
たった1泊2日。
それでも、驚くほど濃い時間だった。
韓国は近い。
週末だけでも行ける。
そして、非日常を味わえる。
それだけで、日々の景色は少し変わる。
何より嬉しかったのは、私の「行こう」の一言で、友人たちが韓国まで来てくれたことだ。
大人になると、予定を合わせるだけでも難しい。
そんな中で、一緒に海外まで遊びに来てくれる友人がいる。
それは、人生の財産なのだと思う。
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あとがき
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
この旅行記には、劇的な事件も、小説のような大逆転もありません。
ただ、大人が週末に少しだけ日常を飛び出した記録です。
もし今、
「最近ちょっと退屈だな」
「何か刺激が欲しいな」
と思っている方がいるなら、ぜひ何か行動してみてください。
それは海外旅行じゃなくてもいい。
少し遠くへ出かけるでもいい。
やったことのない趣味でもいい。
やったことのない趣味でもいい。
人間は、ほんの少し環境を変えるだけで、驚くほど気持ちが動きます。
そして私はたぶん、また韓国へ行きます。
次はどんな勝負になるのか。
それは、また次の旅で。
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