他では、斤量面で有利なアブキールベイ(牝3、53kg)に注目です。3歳馬で53kgなら古馬牡馬勢との斤量差は最大5kg。春の葵ステークスを豪快に差し切り勝ちしており、父ファインニードル譲りの鋭い瞬発力があります。初の古馬重賞ですが、極端なハイペースになれば軽量を活かして直線で台頭する可能性が高いでしょう。ジャスティンスカイ(牡6、57kg)は父キタサンブラックながら短距離に活路を見出した異色の存在です。もともと胴長で中距離向きと思われていましたが、近走はスプリント戦で末脚が開花しています。前走のCBC賞では上がり最速をマークし僅差4着と健闘(着差わずか0.2秒差)しており、展開が嵌れば馬券圏内への“穴”候補です。