2021年産馬クラシックロード vol.054
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まずは朝日杯FSが阪神競馬場で行われるようになった2014年からのL3指数出馬表と、上位5頭および逃げた馬のレース結果L5指数明細表を参考値として掲載しておきます。
この後に朝日杯FS登録馬の指数表を掲載しますが、その前に取り上げるべき2歳馬がいます。2023-12-02阪神芝2000mの新馬を快勝したビザンチンドリームです。この暮れの阪神開催での芝2000m新馬といえばディープインパクトを思い起こす方は多いんじゃないかと思うので、この2頭の比較をするのが筋でしょう。ただ、ディープインパクトの前後半のラップタイムは66.2-57.6、ビザンチンドリームは63.1-58.3とペース推移はまるで違います。後半速くなる度合いに応じて時計価値を補正する方向性が必要となりますが、そのロジックは大変難しいですね。私の算出データを基にディープインパクトの新馬戦をビザンチンドリームの新馬戦の馬場で考えると、中間点通過はビザンチンドリームに遅れること2.6秒。ラスト1000mを57.1、ラスト600mを32.8で走ってビザンチンドリームから1.4秒遅れとなる2:02.8で入線。走破時計の価値はビザンチンドリームが上ですがディープインパクトは強烈なタイムで後半を走っています。新馬勝ちでラスト600mを33秒以内で走った馬は1986年以降30例だと思いますが、ALL直線の新潟競馬場外回り以外では僅か3例しかありません。有名なのはディープインパクト産駒ワグネリアン。中京芝2000mで勝ちタイム2:04.7、ラスト1000mを57.9、ラスト600mを32.6。新馬戦でのディープインパクトの後半の走りは比較対象すらないレベルでもありました。ということでビザンチンドリームとディープインパクトを比較するというのは至って難儀な話になりますが、質がどれくらい違っているのかはイメージできるかと思います。まずは完歩ピッチの比較から。
テンの100mこそディープインパクトの方がピッチは速いですが、前半700m=L1300mまでのリズムは全く異なっています。前述の中間点通過が補正ラップタイムで2.6秒も異なるというのは、完歩ピッチの推移もこれほどまでに違いが出るということです。したがってラストスパート時ではビザンチンドリームの方が余力を失っていると考えるのが妥当。実際のラストスパート始動はディープインパクトがL700mから、ビザンチンドリームがL500mからで、その余力に応じたタイミングと言えます。次は平均ストライド長の推移を見ていきましょう。
序盤でかなり余力を温存していたディープインパクトがゴールに近づくにつれストライドをグングン伸ばしていくのは当然ですが、ビザンチンドリームも前後半のラップタイムが63.1-58.3だった通りにゴールまでしっかりストライドを伸ばしています。前半のペースを上げれば走破タイムを1秒縮めるくらいは楽に行えることでしょう。上々のレベルの内容だったと見て間違いありません。ということで新馬戦時点での評価は次の通りとします。
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