※今回は全編無料公開となっております。
今年のフェブラリーSの結果を受けて「正直、現在のダートマイル戦を主戦とする馬たちは、レモンポップ以外かなりレベルが落ちている」とTweetしたのですが、レースレベルというのは各々いろんなモノサシがあると思います。代表的なモノならレーティングですね。「レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したもの」と記述されていますが、私なら走破時計が全て。速く走った馬が強いというのが基本スタンス。もちろん馬場状態等の影響により時計が出る出ないといったいろいろな条件があります。そういった条件を加味して算出しているのがいわゆるスピード指数。要は馬場の速さを判定するのが大きなポイントで非常に難しい作業であり、雨や風の影響が大きい際はレース毎に判定します。もう30年ほど出し続けています。芝レースだとペースが遅くて走破時計が遅くならざるを得ないというケースはたくさんありますが、ダート戦だとスローペースで時計が出ないというケースは芝レースに比べてグッと少なくなります。というわけでダート戦のスピード指数を用いてできる限りシンプルにレースレベルというのを考えてみたいと思います。まずは私が算出している指数の概略を簡単に書いておきます。