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もっとも多く互換機が作られたゲームハード・ベスト5 1 テクノロジー

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世の中にはファミコン互換機、スーファミ互換機、メガドラ互換機…といろいろあるわけですが、そのなかで特に数多く作られたのはどれであり、それぞれに対して世界的にどれほどの需要があったのか、ということをまとめてみました。

5位 ゲームボーイ (70機種)

ゲームボーイ互換機は日本、西欧、米国あたりではあまり見かけない、馴染みのないものですが、世界的に見ると一部地域で多少広まりました。特に中国本土ではそこそこの数が出回っています。
歴史を遡ると、最初期のゲームボーイ互換機は90年代初頭に台湾で生み出されています。以降に製造された機種も台湾ないし中国本土で販売されたものがほとんどでした。その他の主な流通地域としてはポーランド、旧ソ連圏、南米などがありますが、量的にはそれほど多くなかったようで、現存品も僅かです。
エミュレーションに依存しないゲームボーイ互換機は、現在ではほとんど新規開発・製造されなくなりました。近年のものはAnalogue Pocketがほぼ唯一でしょうか。日本では著作権法的に互換機を出せない(構造的に任天堂著作物のコードを内蔵する必要がある)状況なのでどうしようもないですが、世界にはまだまだ需要がありそうです。
ゲームボーイ互換機の中ではもっともありふれた機種のひとつ「GB BOY」。中国本土製で、90年代末~00年代半ばにかけて流通していた。後期の機種は独自にカラー対応も成し遂げている。
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4位 スーパーファミコン/SNES (107機種)

比較的高い順位に見えますが、往年のライバル機種メガドライブ/ジェネシスとの差は歴然としています。スーパーファミコン互換機は今でこそ普通に目にするものの、多くの機種が市場に出回るようになったのはここ10年くらいのこと。具体的には、関連特許の有効期限が切れた2012年以降でした。
最初期の互換機は1994年頃には存在していましたが、当時は世界中探しても数えるほどの機種しか登場していませんし、いずれも中古市場ではわりとレアになっちゃっています。要するにあまり売れなかった。互換ハードを開発したまでは良かったものの、そんなに安くもできなくて、商機を逃してしまったようです。その後レトロブームがやってきて、やっとこさ互換機の製品化に弾みがついたのがここ10年くらいというわけでです。
海賊版需要が伸びなかったというのは、もちろん任天堂にとってはいい話。しかしその代わりというわけでもないですが、スーパーファミコンはマジコンの猛威にさらされ、ソフト面で大被害を被ることになります。
ARGOブランドより発売された90年代中華スーファミ互換機のひとつ。当時の互換機における形状バリエーションはこの他にもう一種類くらいしかない。
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もっとも多く互換機が作られたゲームハード・ベスト5
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