ここで一番大事なことなのですが、私は馬券を買うのはあくまで儲けるためでなく、競馬を楽しむための追加オプションと考えているということです。競馬を楽しむだけなら正味の話、一切馬券を購入せずとも無料公開されている馬柱を見てテレビで放送されている競馬を見てしまえばいいのです。それをしないということはやっぱりお金が欲しいからでは？と考えてしまうのですがそうではありません。もちろん、お金が返ってくれば超ハッピーですが減ることも大いに考えられます。しかし、馬券を買うときは自分もお金を出すわけですから損したくないハズです。なので真剣に予想してその結果に一喜一憂する。これは馬券を買っていなければ味わえないスリルです。(公営競技全般に言えてしまいますが)　全力で考え、一喜一憂するために馬券を買うわけです。負けたら負けたでテーマパークの乗り物料を払ったような感じで考えましょう。

　それでは本題に入っていきましょう。『馬券の考え方』ですがめちゃくちゃ大きく分けると2通りあると思います。

　本命党としての考え方では、的中率を60%として、平均的に1.7倍以上を当てることができれば最終的な回収率は102%以上となり収支的に「勝ち」になります。ここで重要なのは、本命党としての買い方は多点にするともともと渋いオッズが余計渋くなってしまうので単勝1点(オッズ狙い)or複勝1点(的中率狙い)orワイド1,2点(オッズ狙い)で買うことになり優柔不断な人には意外と厳しい買い方であるという点です。
　一方、穴党としての考え方では的中率を10%として、平均的に10倍以上を当てることができれば最終的な回収率は100%以上となり収支的に「勝ち」になります。ここで重要なのは、穴党としての買い方はあまりにも低い的中率を賄うために買い方を考える必要があるということです。　私はどちらでも買いますが、基本的に穴党ですので次の馬券の買い方では穴党としての買い方について書いていこうと思います。

　まず、買うレースを決めます。当然ですよね。誰がどう見ても堅く決まるレースがありますし、それが荒れても自分が堅いと思ったレースでは穴馬も心の中で切ってるわけですからその穴馬も選べません。というわけでここでまずレースを絞ります。ここで1日のレース数が2つとかになったらその2つだけ買って他は見て楽しんだり、本命党にシフトしてもいいかもしれません。　次に1Rにつきの予算を考え、それに合わせた券種を決めます。以下の通りに考えます。

　①500円以下の場合　予算は自信の表れになることも多いです。このレースは500円だけにしようと考えたときはそもそもお金がないか自信がないかのどちらかです。であれば、そもそも買わなかったり、余計な広げ方をせずにその馬の単複を買ったり。人気馬で外れなさそうだと思った馬へのワイドを買った方が後悔も少ないものでしょう　
　②500～2000円の場合　レースを絞ると1日に買うレースが減り自然と1Rにつきの予算も増えてきます。そうなれば、あとは的中率よりも回収率を考えましょう。気になった穴馬の複勝とかも抑えたい気持ちもわかりますが、そもそも穴馬が来なかった場合抑え馬券はただの無駄な出費です。逆に、穴馬が来るときは当然複勝も当たりますが馬連ワイドが跳ねやすいです。複勝を買うお金でワイドを増やした方が幾分か回収率も上がるものでしょう。　相手が来なかったときによく言う「複勝だけにしとけばよかった」は本当にそうでしょうか？複勝の払戻金を見たときに、そのレースだけなら確かに大きな利かもしれませんがトータルで見たら外した複勝が回収率の足を引っ張ていませんか？　
　③2000円～3000円の場合。　これが私が一番よくする買い方です。あなたが馬柱を見て考えるとき「これ、どっちにしようか…」とか「この馬消したくないな…」とか考えませんか？その時に生きるのがこの買い方です。◎x1○x1▲x2△x1～5の印が付くぐらい優柔不断な時ありませんか？そんなときに役に立つのがこの買い方です。
　1列目◎○2列目◎○▲3列目◎○▲△の三連複を買ったとします。△の数によって点数が大きく変わるこの買い方ですが、△が1～5で点数が9,14,19,24,29となります。この買い方をするともちろん点数が大きくなってしまうのですが…思い出してください。これは穴党の買い方です。ということは1列目に穴馬がいて、下手したら2,3列目にも穴馬がいるわけです。この時、高確率でガミはなく大穴馬券が取れる可能性も秘めているのです。いやー、夢がありますね。とはいえ、一番安いのが来たときは普通にトントンとかで回収率が見込めなくなるのもデメリットなんですけどね。　
　④3000円以上　予算があるときは穴党の大本命。三連単で狙いに行きましょう。これはもう回収率じゃありません。ロマンです。少し荒れたレースでも中央競馬では簡単に万馬券が出ます。私も川崎競馬(地方やんけ)で48点で14万馬券,園田24点で12万馬券…などなど大興奮したものです。とはいえ、三連単は超ハイリスク。betに対する見込みはもちろん大きいものの賭け額○○なくなることの方が多いです。予算3000円とは言ったものの三連単狙うなら1Rにつきの予算ではなく、1日の月の予算で10万ぐらい無いと厳しいかもしれないですね。　ここでおすすめしたいのが③の延長。三連複+ワイドなのです。正直、三連複多めに買うぐらいならよっぽど自信があるはずです。なのに三連複だけなんてもったいない！その買い目に追加で◎○のワイドも買ってあげましょう。そのワイド。最低でも5倍。やばいときは20倍とか100倍とかつきませんか？三連複で買ったらそのワイドも三連複に内包された買い目のはずですが三連複なら広げた分合成オッズが安くなってしまいます。なので！ワイドで狙いに行くのです！ワイド1点はすごいですよ。倍率が。三連複で2頭軸流しで10通りだったのがワイド1点1000円で買うと考えたらわかりやすいですね。

以上が私の馬券の考え方です。見にくい文章だったもしれませんがここまで読んでくれた方は競馬も一緒に楽しみましょう！