指数上ではエンブロイダリーの桜花賞がトップ。6着のチェルビアットが(展開も向いたとはいえ)NHKマイルカップでも差の無い3着に好走し、メンバーレベルはかなり高かった1戦だと思います。当然その上位入線馬4頭が指数上位でもあるのですが、4頭とも桜花賞以外のレースでも上位にランクインしており、上位8例を独占しています。この8例間の指数差は11で、これは2400mカテゴリにおける1.65秒差に相当します。カムニャックの前走からのレース間隔は中3週で、この1.65秒差を埋める成長曲線はほぼ確実に描けません。桜花賞の指数通りにエンブロイダリーやアルマヴェローチェが走るとなれば他馬が逆転するのは不可能に近いです。また、上位例4頭は同程度の指数を他馬よりも速い段階で出している点からも有力で、後述の展開面からも、この4頭で決まる確率がかなり高いレースだと推察しています。