前回のvol.013「マンダリンヒーロー」でアメリカ競馬における助走距離について触れましたが、競馬場毎、施行距離毎にさまざまな助走距離が設けられています。Resultの表記では「Run-Up」という項目になりfeetで表されていますが、JRAでの競走においては基本同一の助走距離。公式発表は見たことがありませんが基本助走距離はおそらく5m。しかし一部の施行条件においては長い助走距離が設けられているケースがあります。代表的なのはダート1200m。中山競馬場では大井競馬場と同じくらいの10m近い助走距離となっていて、新潟競馬場もそれに近い長さの助走距離があります。また両競馬場とも芝馬場からのスタート。現在ダート1200mは5場で開催されていますが前半200mのラップタイムは当然差が出てきます。現中京競馬場となってからの2012年以降の集計値となる良馬場前半200mの公式ラップの平均値は以下の通りです。項目は左から競馬場名・前半200mラップタイム平均値・勝ちタイム平均値・レース数です。