2003~2004年で連覇したデュランダルは追い込み馬というイメージを誰もが抱きますが、L3追走指数は0、プラス4。ここ5年のレースに組み込むと先行ポジションとなるか、あるいは逃げる形になるくらい。レースの流れはかなり様変わりしてきました。タイキシャトルが連覇した1997~1998年は10頭中9頭が赤文字のL3追走指数。端的に言えばみんなオーバーペースで走って走破タイムを落としているんです。タイキシャトルはこの猛ペースを楽に追走していきましたが、さらに絶対的スピードレンジの高いスプリンターズSでも同様に楽な先行状態。実績的にマイラーとしての名声が高い同馬ですがスプリンターの資質も素晴らしいモノがありました。スピード能力が高いので自力勝負に持ち込んでいくわけです。アメリカのダート戦のようなレースぶりとも言えますし、欧州のALL直線マイル戦もペースはかなり速いです。ジャックルマロワ賞を勝った要因としてはそういった自力勝負のレースが行える点も大きかったことでしょう。近年欧州のスプリント戦やマイル戦に挑戦して全く歯が立たないのは、能力的な問題以上に厳しいレースペースに慣れていない点がかなり影響していると考えられます。