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Mahmoud
2023年5月26日21:55
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目次
まずは過去の日本ダービーを指数ベースで簡単に振り返ってみたいと思います。最初は2014年。
皐月賞４着だったワンアンドオンリーが１着。皐月賞でのL3指数の高さが光ります。同世代牡馬を牽引していたイスラボニータが２着。上位３頭のL5指数表がこちら。
ワンアンドオンリーの前走L5指数は19とかなり高い値。バランスよく走れば指数を上げてくる可能性が大きかった１頭。マイネルフロストは指数的に拾うのがなかなか難しい馬。次は2015年
過去10年スパンで見て最もハイレベルな皐月賞馬ドゥラメンテが難なく二冠達成。後の姿を見ればキタサンブラックが上位に来なかったのは不思議に見えなくもないですが、完成期にはまだ遠い成長途上の段階なのでやむなし。
ドゥラメンテは皐月賞より若干パフォーマンスダウン。レース後しばらくしてから骨折が判明しましたが、この日本ダービーのレース中何かしらおかしくなっていたと思われます。２着サトノラーゼンは正直予想外の好走。後に11戦走りましたが全てこの日本ダービーのパフォーマンスには程遠い内容。一世一代の大駆けと解釈しています。次は2016年。
皐月賞上位３頭が着順は入れ替わったものの同じように上位独占。指数レンジも抜けています。
２着サトノダイヤモンドは前走皐月賞で不利を受け３着。道中忙しそうに追走していたので距離延長でしっかりパフォーマンスアップしてきました。１着マカヒキは若駒ＳでのL3指数が極めて高レンジで弥生賞でも指数84ながらL3指数20というのは相当なハイレベル。この世代は早い段階から完成形に近づいていた馬が多くいました。次は2017年。
この年はかなりの混戦模様。青葉賞を勝ったアドミラブルは大いにチャンスがありましたがスローの流れに泣いた格好となり３着。
1、2着のレイデオロ、スワーヴリチャードは前走皐月賞での本気度が今一つで日本ダービーに照準を合わせていた気配がありました。また、スワーヴリチャードはストライドが大きいタイプで中山競馬場内回りは苦手な舞台。東京競馬場で一変する典型的な馬でした。次は2018年。
前年に引き続き混戦模様。勝ったワグネリアンは好位置からのレースとなりましたが近５走内ではダントツのL3指数をマークしていました。
２着エポカドーロは皐月賞まで順調に指数を伸ばし、その勢いのまま好走。この年の日本ダービーはレースレベルが低かったのも幸いしました。それは３着コズミックフォースも同様ですが、ストライドが大きく東京競馬場でこそ真価を発揮するタイプの１頭。次は2019年。
皐月賞上位３頭が抜けていると見られたその上をロジャーバローズが超えていきました。
ロジャーバローズはデビューから４戦が最後の直線が短い舞台でのレース。ストライドの大きいロジャーバローズの秘めた能力が封印されていたようにも思えます。末脚勝負で実績を挙げてきた馬が多くいる中、前走京都新聞杯で見せた追走力をさらにアップさせ勝利。自らのストロングポイントを最大限発揮した会心のレースだったと思われます。次は2020年。
皐月賞ワンツーのコントレイル、サリオスが圧倒的存在。
３着は何が来てもおかしくないレースでした。次は2021年。
前走指数トップの紅一点サトノレイナスが参戦。しかし全４戦マイルばかりのレース経験しかなかったのが災いした格好でしょう。皐月賞不参戦組の１頭シャフリヤールの前走指数は皐月賞馬エフフォーリアと同指数。
シャフリヤールは２戦目エフフォーリアが勝った共同通信杯で３着と好走。日本ダービー４着のグレートマジシャンともども、前走毎日杯のレースレベルが高かったのは指数を見ても歴然。次は2022年。
皐月賞上位組がそのまま日本ダービーでも上位独占。
皐月賞は上がり400m少々での末脚特化型レースとなったため指数こそ高くなかったものの内容としては上々のレース。ドウデュースは寸分の狂いもない完璧なレースをしてここ10年で最もハイパフォーマンスとなった日本ダービーを快勝。２着イクイノックスは２歳８月の時点としてはかなりの高指数で新馬を快勝後、L5指数・L3指数を引き上げながら指数をグングン伸ばし、実戦経験が着実に糧となっている実に素晴らしい成長曲線を描いています。日本ダービーではドウデュースに負けたとはいえL5指数21は2005年ディープインパクトがマークした24に次ぐ値。現在芝部門の世界ランキングトップに君臨すべく資質を十分に見せたレースでもありました。
オークス同様、L5指数・L3指数で10オーバーをマークした馬の好走が目立ちます。それでは今年の登録馬全頭の全レースL5指数表を見ていきましょう。
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