大井競馬場ではゲート設置地点から正規の施行距離がスタートするまでの助走距離はおそらく10mほど。一方アメリカ競馬では助走距離のバリエーションがとても豊かです。今回のサンタアニタ競馬場ダート1800mの助走距離は85feet=25.908m。助走距離が長ければ長いほどスピードに乗ってタイム計測開始地点を通過することになるので、テンの200mのラップは速くなります。助走距離10mの大井式計時なら最初の200mは12.6程度になります。また1F=201.168mなので9F戦は1810.512m。したがってこのサンタアニタダービーの走破タイムを大井式1800m戦に換算すると1:48.57。助走距離が長い分、ハロンをメートルに換算しなくても同列に走破タイムを比べて概ね問題はありません。時計を5.9~6.0秒縮めたのは間違いないです。