明らかな後傾型(残り600m特化型)で走ったのは、1着のカナテープと4着のトランキリテの2頭だけです。11着のイミグラントソングもバランス的には後傾型ですが、2着同着のオフトレイルとボンドガールは、ほぼイーブンペースに近い、若干後傾寄りの走りでした。上位4頭の上がり600mは32秒台で、一見かなり速いタイムに見えますが、レコードが0.5秒更新された超高速馬場だったこと、そして新潟競馬場芝外回りの上がり600mはほぼ平坦な直線区間で構成されているので、速いのは当然です。東京競馬場芝でも上がり600mで速いタイムが記録されますが、新潟競馬場芝外回りは、東京競馬場よりも上がり600mのタイムが約0.5秒速くなります。したがって、新潟競馬場芝外回りで上がり600mが32秒台前半であれば、東京競馬場でも32秒台を出せると考えて問題ありません。