BOOKERS

image

【2023 スプリンターズS】全頭診断

159
image
2023/9/27 20:32
中山芝1200mで開催されるGⅠスプリンターズS
全頭評価へ入る前にまずコースの特徴及び注意すべきポイントについて解説していく。

(1)コース解説 中山芝1200m
外回りコースを使用しスタート後、下り勾配が続くため、
序盤から早いラップを刻み、常に緩いコーナーをトップスピードに近い速度で
駆け降りながら
ラストの直線ではきつい昇り勾配となっておりアップダウンがきつく
短い直線310mと立ち回りと馬力を求められるトリッキーなコース。
(2)過去10年 スプリンターズS傾向
①人気別成績
 
1~3人気までの馬で9度優勝している比較的人気馬が走る傾向。
前年のジャンダルム(8人気20.3倍)が優勝したレースは
三連単¥468,950の大波乱であり、
芝1200mGⅠは高松宮記念含めて荒れやすい(特に三連系)
また下で解説するが前年のスプリンターズSは
前傾ラップが例年より顕著で上がりのかかるレースとなった。
また比較的リピーターも多く
レッドファルクス、ロードカナロアがそれぞれ連覇している。
得意不得意が分かれやすいコースであることを頭に入れておきたい。
基本的に前年好走馬は評価をあげたいのだが
前年は特殊傾向であったことを踏まえておきたい(後述)。
②前走ローテーション別成績(過去10年)
前哨戦であるセントウルSを使った馬が最多の6勝と圧倒的。
出頭数の多さで見てもキーンランドC組は苦戦。
レースレベル的にもセントウルS>キーンランドCとなることが多く
賞金加算目的でサマースプリントシリーズを2.3走使った馬には苦しいローテーションであることが多い。

グランアレグリアやサトノクラウンが安田記念を勝っての距離短縮で勝ち切る年もあったが、去年は現役トップマイラーのシュネルマイスターは大敗。
ただ距離短縮組複勝回収率100%を超えている高期待値パターン。

③ラップ分析
過去10年の傾向を見比べても前年のスプリンターズSは特殊ラップで勝ち馬ジャンダルムは上がり3F 34.6で勝ち切り、例年とは異なるタフなレースとなった。
・前年スプリンターズS出走組で見直しが可能な馬
ナムラクレア→直線手応えはキレたが急坂で脚が止まった。超前傾ラップの影響大
逆に上がりがかかったことで展開が向き入着した馬は疑問視。
該当馬:ナランフレグ
基本的には瞬発力勝負となりやすく、スタート後の下り勾配でスピードに乗り
コーナーと坂で減速しない器用さとパワーを求められる。

④血統分析
好成績 ミスタープロスペクター系短距離型(スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーン、Raven’s Pass)
苦手傾向 サクラバクシンオー系、ストームバード系、サンデーサイレンス系中距離型(ハーツクライ、キズナ、ステイゴールド他)

スプリンターズS過去10年の勝ち馬を中心とした血統分析。
The 短距離型の血統馬が名前を並べる。
スウェプトオーヴァーボード産駒が(2-1-0-2)好成績を残しているのがこのレースの特徴と言ってよい。
短距離GⅠ以外ではほとんど目にすることがないスプリント&ダート血統だから
息の入らないスプリントラップに強い、加速力、パワーを引き出す血統というのは注目するべきだ。
この中では中長距離型であるディープインパクト産駒の勝ち馬もグランアレグリアで
天皇賞秋3着と2000mまでこなしたマイラーだからベスト距離は1200mではない。
→スピード値が高すぎた上に1200mGⅠを勝てた。
意外にもスプリンターズSを連覇したロードカナロア産駒はまだ勝てておらず、
中山芝1200mの平場成績が良好なダイワメジャー産駒も一度も勝てていない。
→両馬の産駒はダッシュ力と持続力を伸ばすタイプが多い。
先行馬有利となりやすい下級戦では好成績を残してもGⅠとなると終いの甘さが勝ち切れない要素となっている。
同じ短距離型であるにもサクラバクシンオー系は大苦戦。


(3)中山芝1200m 枠別成績
1勝クラス以上 12頭立て以上(2020/1~現在)
内枠がやや有利で枠が外になるほど馬券率は低下している。
基本的には内枠>外枠

上記ポイントを踏まえて全頭評価を公開。
想定勝率、想定オッズ、30項目中の高い評価をピックアップして紹介。
なお勝率、オッズについては枠、当日天候、当日馬場傾向を反映すると
当たり前ですが変動します。現段階での数値になるので注意。

①アグリ 総合評価  A
操縦性           S  
想定勝率        14%
想定オッズ    2人気 5.1倍
~高松宮記念のリベンジへ、1200m慣れつつ~

前走 セントウルS 2着
開幕週の馬場で逃げたテイエムスパーダを差し切れなかったものの
展開恩恵を抜群に受けた勝ち馬と差がなく負けて強しという内容。
テイエムスパーダの勝ち時計は例年以上であり
またアグリの上がり3F32.4というのも高速馬場の年と比較しても優秀な数字で
ポジションを取れない競馬でもキレる脚を使える操縦性の高さを見せたレースで
一定以上の評価をしたいレース内容。
3走前 高松宮記念 7着
好位外を追走し直線でも見ごたえのある競馬だったが
ラスト1ハロンで一杯になり失速。
この時は不良馬場で、勝ちタイムが1.11.5と例年と比べ超低速馬場であった。
ラスト3ハロンが11.6-11.9-.12.4とかかっており
展開は道中脚を溜めていた馬に向いたレース。
序盤からポジション争いに脚を使ったアグリにとっては苦しいレースとなったことからも
着順通りに評価を落とすことはない。

元々1400-1600mを使っていた馬で
スタート後下り勾配となるスプリンターズSでは前走同様に中団での競馬となる可能性。
ただポジションを問わない競馬が出来るのは前走示せており
その操縦性の高さからもどの位置からでも脚は使ってくれるのは強み。
夏場休んでセントウルSで叩く黄金ローテーションはプラス要素で右回り成績も優秀。
課題の輸送とストームバード系の父が結果に結びついていない点がどう出るか。


②ウインマーベル 総合評価  B
コース適性            A+  
想定勝率              3%
想定オッズ         14人気 37.7倍
~前年2着馬の逆襲。前走は度外視~


前走 キーンランドC 16着
ゲートで不利を受けて最後方からの競馬となりほぼレースに参加していないので度外視してよい。

前前走 京王杯SC 2着
東京1400m戦で瞬発力を発揮し直線差し込み。
最高速を長く維持できるタイプではないので
タメを利かせてラスト1.5ハロンでギアを入れた。
そういった脚質からも直線の長い東京コースはベストでなく
直線短く他馬の脚が止まる急坂でギアをあげれる中山1200mは好適性。
血統が父アイルハヴアナザーだからフォーティーナイナー系の父系はスプリンターズSで好走しているスピード・パワータイプで
母父のフジキセキも好成績。中山芝1200mの血統成績も評価できる。
またキーンランドCを叩いてスプリンターズSに挑むのは去年と同じローテーションで余裕あり。
理想の展開は前年同様、上がりのかかる我慢比べ。
先行勢の脚が止まらないシルクロードSのような高速戦だと苦しいので
好位~中団で脚を溜めて前が早くなるようなら前年以上の走りが期待できる。
得意コースの中山1200m替わり&近走敗戦している内容からもオッズ期待値は高くなることもプラスと捉えB評価に。

③オールアットワンス 総合評価  C
前走内容               A+
想定勝率              1%以下
想定オッズ           16人気42.5倍
~前走一年ぶり勝利の千直番長、中山の舞台で~

前走 アイビスSD 1着
一年ぶりのレースで不利な2枠から馬群を縫って差し切ったレース内容は評価。
二度目のアイビスSD制覇で直線競馬の適性高さは目を見張る。
ただ2着馬のトキメキ、3着馬のロードベイリーフは1200m戦となると
オープンクラスでは苦戦しており全体的にメンバーレベルは高くない。
スプリンターズSの過去10年成績からも前走アイビスSD組は一度も馬券に絡んでおらず
コーナーのあるコースでは瞬発力不足と判定しこのメンバー相手では厳しいと評価。

この続き: 10,048文字
【2023 スプリンターズS】全頭診断
¥498

Sponsored Link

Flag

記事を気に入ったらサポートしよう!

image
AIウマスギ from 令和競馬研究会
開発費『500万円』を3ヶ月で回収に成功した最先端競馬AI"ウマスギ"
X