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2021年産馬クラシックロード vol.057

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Mahmoud
2024/1/10 03:09
今回は京成杯特別登録馬のL5指数表を掲載しますが、その前に同レースに出走予定馬の1頭を取り上げておきます。新馬がなかなかおもしろい内容だったのでいつか取り上げようと考えていましたが、ここまで伸びてしまいました。昨年のホープフルSを快勝したレガレイラと同血馬アーバンシックです。クロス馬診断は全く同じ見解になりますが、馬体の造りやフットワークの雰囲気は異なりますね。この2頭の新馬はともに1800m戦。レガレイラはコーナー半径がタイトな函館競馬場、アーバンシックはコーナー半径が緩い札幌競馬場が舞台でした。まずは前半800mの完歩ピッチ推移を比較してみましょう。
馬体重が452kgだったレガレイラに対しアーバンシックの馬体重は512kg。前半300mまではレガレイラより速いピッチで序盤を走りそれ以降のピッチは遅くなっています。前半100mでは0.400/完歩を僅かに切るレンジまでピッチを速めているのでデータ的にはピッチ走法っぽく見えるのですが、それでも前半100m通過時は6番手。脚を良く回転させるのにスピードが乗りません。次は後半1000mの比較。
馬体重の違いなりというか、一見ピッチ走法に見えた序盤とは違って絶えずレガレイラより遅いレンジのピッチで走っていました。このアーバンシックの特殊性は平均ストライド長を見るとわかりやすいかもしれません。
基本縦軸のレンジは2mで収まるのですが、アーバンシックはもっと広げないと収まりませんでした。データを採っていた際、完歩数を数え間違ったと思って数え直したのですが、何度やっても同じ。スタートダッシュ時のアーバンシックはそれなりに脚を回転させているのに地面を強く蹴れていません。レガレイラの前半200mとラスト200mでの平均ストライド長の差は1.69mと大きい方の部類に入るもののアーバンシックは2.33mともっと差が開いています。そしてラスト200mは堂々の8mオーバー。8mオーバーのストライドを誇る馬がゼロ発進ゆえストライドが狭くなる前半200mといえども、6mを切る値になるというのは記憶がないくらい。実に珍しい走りの内容でした。初めてのレースで序盤はワケがわからないまま走っていたのかもしれません。次はともに東京競馬場でのレースとなった2戦目を同じように比較してみましょう。
2戦目ではレガレイラより遅いピッチでスタートダッシュしていきました。真っ当な形ですが最後方を追走。次は後半1000m
全開区間はL500400mL100mまでさほどピッチを落とさずに走っています。新馬での最速完歩ピッチ区間はL1000mでしたが、ラストスパートでは一気にグンと伸びるタイプではなく良い意味でじりじりと伸びていくイメージです。次は平均ストライド長。
前半200mの平均ストライド長はレガレイラより狭いです。その後は雄大なストライドで走っておりこの2戦目百日草特別でもラスト200m8mオーバー。大したモノです。アーバンシックの特徴はこのように雄大なストライドにありますが、同時にゼロ発進能力は低いということです。位置取りを苦労するタイプになるんじゃないでしょうか。また、馬群を割るような末脚の使い方も今一つのように感じますが、それを補って余りある魅力も感じます。評価は以下のように判定します。

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