過去10年上位50%1着平均指数は95.6。これは芝レースにおいてジャパンカップ、天皇賞・秋、安田記念、宝塚記念に次いで5番目となる高指数決着レース。同じ2000m戦のG1大阪杯より時計にして0.5秒程度速いレンジとなり現状G2戦では最もハイクラスとなるレースです。高指数レースとなるだけに強力先行馬が参戦するケースがあり、トウケイヘイローやパンサラッサは非常に厳しいペースでレースを引っ張っていきました。過去10年ではトウケイヘイローが逃げた2014年が最もハイレベル決着。出走14頭中10頭もL3追走指数がプラス20オーバーとなるサバイバルレースの中、ワンツーを決めたハープスター、ゴールドシップの2頭だけはL3指数がプラス値。れっきとしたG1馬がマトモに走ればこれくらい差が開いてしまうという典型的なレース。パンサラッサが逃げた2022年はオーバーペースでしたが、L3追走指数がプラス20オーバーだった4頭の内3頭が上位独占。2014年のメンバーと比べハイペース耐性力の乏しい馬が大多数だったという形でした。