L5追走指数のプラス幅が大きい年が目立つように厳しいペースでレースが行われるケースが多く、この10年で2回L5追走指数がプラス50を超えた逃げ馬がいました。L5追走指数とL5指数がそれぞれプラスマイナスゼロで走ると、実質的なイーブンペースの下、概ね古馬混合2勝クラスで勝ち負けできるラインとなります。L5追走指数がプラス50というのは、古馬混合2勝クラスで勝ち負けできるレベルのイーブンペースで走ったラップタイムより後半1000m地点で5秒速いというペース。そのペースでL5指数がプラスマイナスゼロで収まる程度で後半1000mを走るのはSecretariatならできるかもしれませんが、常識的にはほぼ不可能な範疇。また、ジャパンカップの特徴は年によって指数レベルがさまざま。2014年のエピファネイア、2018年のアーモンドアイ、そして2023年イクイノックスを打ち負かせる外国馬というのは実質的に限りなくゼロに近いと考えられるでしょう。馬場不問のスキルを身に付けたMontjeu、2400mでもパフォーマンスを維持する特訓を受けたFrankelなら好戦必至でしょうが。それではL3指数出馬表、L3指数明細表、L5指数明細表をどうぞ。