ただし今年の最大のテーマは、この「時計がかかる洋芝」という前提そのものが崩れている点にある。2025年の函館記念はヴェローチェエラが1分57秒6のコースレコードで決着。良馬場限定で過去年の勝ちタイムを並べても、2020〜2024年が概ね1分58秒台後半〜2分01秒台で安定していたのに対し、2025年だけが1〜2秒一気に速くなっており、これは馬場状態の差では説明できない路盤・芝レベルの高速化と捉えるのが妥当だ。そして2026年6月の函館開催も、開幕から各距離でこの高速水準を維持している。本記事は「2025年以降の高速馬場」を基準に組み立てる。