昨年は牡牝合わせて見てもリバティアイランドの一強状態でした。特に牡馬はグラニットが出走すればまずまずペースが上がった状態でレースが行われましたが、グラニット不在となるとペースは緩み、またグラニットが逃げていても追っかけるようなレース展開にならなかったので、ペースの厳しさという点では低調なレベルで推移していました。当然レース経験値により強くなる度合いが少ないまま皐月賞、日本ダービーへ突入。2020年産牡馬は成長曲線が例年と比べ緩やかなカーブを描くこととなり、古馬になってからの伸びしろは十分に期待できるとはいえ、クラシック戦線としてはレベルの低い世代となったのは間違いありません。その要因がこの弥生賞までのレース質によるものだったと考えられます。その一方、現3歳世代となる2021年産馬のレースは昨年と質が異なります。主だったレースなら京都2歳S、ホープフルSは昨年より遥かにペースアップしてレースが行われており、また、きさらぎ賞ではペースが速いだけでなくL5指数、L3指数が昨年以上の値をマークしている馬がいて明らかに昨年を上回るレベルの一戦。最終的にレベルはどっちが上なのかはさておき、皐月賞を迎えるまでなら現3歳馬は昨年以上に良い走りをした馬が数多くいるのは確かです。