4月11日(土)阪神11R、阪神牝馬ステークス(GII)。
4歳以上の牝馬限定マイル重賞で、ヴィクトリアマイルへ向けた重要な前哨戦です。
阪神芝1600m(外回り)、10頭立て。
阪神芝1600m外回りは、直線が約474mと長く、ゴール前に高低差1.8mの急坂が待ち構えるコースです。
スピードだけでなく持続力とパワーが求められ、好位〜中団からロスなく運べる馬が安定しやすい傾向があります。
脚質別の成績を見ると、逃げ馬の複勝率は33.2%、先行馬は30.6%。
全コース平均(逃げ41.4%、先行38.3%)と比べるとかなり低く、中団21.6%との差が小さいのが特徴です。
直線が長いぶん、後方からでも複勝率10.6%と全コース平均(6.2%)を上回っており、差し・追込にもチャンスがあるコースと言えるでしょう。
昨年の阪神牝馬S : サフィラ(松山弘平騎手、9番人気・29.7倍)が勝利。2着アルジーヌ(3番人気)、3着ラヴァンダ(8番人気・19.1倍)。1番人気ボンドガールは5着に沈み、人気薄が上位を占めた荒れた結果でした。今年のメンバーではラヴァンダが昨年3着から再挑戦します。
直近戦績 : 前走、京都芝1600m(良)で7着(3番人気・7.5倍)。
2走前は東京芝1600m(良)で1着(1番人気・2.5倍)。
3走前は中山芝1600mで1着(1番人気・1.5倍)。
昨年のヴィクトリアマイル覇者ですが、前走は崩れています。
2024年の桜花賞(阪神芝1600m)では1番人気で2着。昨年はヴィクトリアマイル(東京芝1600m)を1番人気で制覇しています。前走は京都マイルで凡走しましたが、2走前のヴィクトリアマイル・3走前と芝1600mで連勝中。坂井騎手は阪神芝1600mで勝率11%・複勝率31%と安定しており、乗り替わりがプラスに出る可能性もあるでしょう。父ダイワメジャーは阪神芝1600mで357走、複勝率29%。穴での好走も31回と非常に多い血統です。
直近戦績 : 前走、京都芝2000m(良)で1着(2番人気・5.5倍)。
2走前は東京芝2400mで9着。
3走前は桜花賞(阪神芝1600m・稍重)で1着(3番人気・5.0倍)。
昨年の牝馬2冠馬(桜花賞・秋華賞)がマイルに戻っての一戦です。
昨年は桜花賞1着→オークス9着→秋華賞1着と牝馬2冠を達成。前走は秋華賞(京都芝2000m)を勝っており、中17週の休み明けでマイルに戻るローテーションです。オークス(東京芝2400m)では9着と距離が長すぎた印象ですが、マイルでは2勝と好相性。ルメール騎手との相性も抜群で、2冠馬の実力を発揮できる舞台でしょう。
直近戦績 : 前走、秋華賞(京都芝2000m・良)で16着(1番人気・2.1倍)。
2走前は阪神芝1800mで1着(1番人気)。
3走前はオークス(東京芝2400m)で1着(4番人気・14.3倍)。
昨年のオークス馬です。
前走の秋華賞で1番人気16着と大敗していますが、中25週の長期休養明けで距離も短縮。2走前の阪神芝1800m1着など、阪神コースでの実績はしっかりあります。4走前には京都芝1600mで4着があり、マイルをこなせないわけではありません。ただし父ブラックタイドは阪神芝1600mで131走、複勝率20%とやや物足りない数字で、種牡馬スコアは10頭中9位。騎手力と厩舎力で補えるかがカギですね。
直近戦績 : 前走、京都芝2000m(良)で8着(12番人気)。
2走前は阪神芝1800mで10着。
3走前は東京芝1800mで1着(4番人気・7.8倍)。
近2走は凡走続きですが、京都芝1600mで勝ち上がった実績があり、マイルへの距離短縮はプラス材料。前走は中2週での出走で、今回も中2週と間隔が詰まっているのは気になるポイント。ただし厩舎のローテ管理力が2位と、このローテでの信頼度は高いようです。騎手スコアは10位(最下位)で、西塚騎手の阪神芝1600m複勝率11%はやや不安材料でしょうか。
直近戦績 : 前走、京都芝1600m(良)で16着(6番人気)。
2走前はアイルランドトロフィー(東京芝1800m)で1着(4番人気・7.0倍)。
3走前は阪神芝1600mで1着(1番人気・2.4倍)。
昨年の阪神牝馬Sでは8番人気ながら3着に好走。2走前のGIIアイルランドトロフィーでは1着と重賞制覇も果たしています。前走は京都マイルで16着と大敗しましたが、3走前には阪神芝1600mで1番人気1着と、阪神マイルでの実績は確かです。岩田望来騎手は阪神芝1600mで勝率12%・複勝率30%と安定しています。昨年の穴馬から今年は上位人気に支持される立場での出走ですね。
直近戦績 : 前走、京都芝2200m(良)で15着。
2走前はアイルランドトロフィー(東京芝1800m)で3着(5番人気・7.2倍)。
3走前は新潟芝1600mで1着(1番人気・4.4倍)。
7歳馬で前走は芝2200mで大敗、今回は600mの大幅距離短縮です。
しかしマイルでは新潟芝1600m1着の実績があり、2走前も東京芝1800mで3着と好走。
今回は松山騎手に乗り替わりで、乗り替わりスコアも出走馬の中で2位。
中21週の長期休養明けですが、枠番と種牡馬のデータ面では面白い存在です。
直近戦績 : 前走、京都芝1600m(良)で12着。
2走前は阪神芝1600mで7着。
近走は厳しい成績が続いています。
近走は二桁着順が続いていますが、父ブリックスアンドモルタルは阪神芝1600mで46走、勝率13%・複勝率35%と非常に高い適性を持つ種牡馬です。穴での好走も6回あり、人気薄なら侮れません。ただし近走の内容を見ると、巻き返しには展開の助けが必要でしょう。
2番 カピリナ(父: ダンカーク / 横山典弘 / 5歳牝)— 前走のニューイヤーS(中山芝1600m)で1着(4番人気)と好走。横山典弘騎手は阪神芝1600mで複勝率32%とまずまず。ただし父ダンカークは阪神芝1600mで18走0勝0複勝率と厳しい数字です。
9番 エポックヴィーナス(父: ヴィクトワールピサ / 酒井学 / 5歳牝)— 2走前に京都芝1600mで3着(9番人気・30.4倍)と穴好走の実績はありますが、16スコアで上位3位以内が1つもなく、データ的には苦しい位置です。
10番 ビップデイジー(父: サトノダイヤモンド / 西村淳也 / 4歳牝)— 3走前の阪神芝1800mで4着(11番人気・52.8倍)と穴好走がありますが、近2走は二桁着順。父サトノダイヤモンドは阪神芝1600mで31走0勝と勝ち星がなく、上位進出は厳しそうです。
10頭立ての少頭数で、明確な逃げ馬候補が見当たりません。
脚質を見るとヒズマスターピースのような徹底先行タイプは不在で、先行〜中団に馬が固まる展開が予想されます。
ルージュソリテールやクランフォードあたりが前を取り、カムニャック、アスコリピチェーノが中団を追走する隊列でしょうか。
スローペースからの直線勝負になりやすく、阪神の長い直線を活かせる瞬発力勝負になりそうです。
阪神芝1600mでは中団の複勝率21.6%と、全コース平均の差し18.2%を大きく上回っています。
スローの瞬発力勝負なら、中団から抜け出す脚のある馬に展開が向くでしょう。
◎ 1番 エンブロイダリー — 昨年の牝馬2冠馬(桜花賞・秋華賞)。マイルでは2勝と好相性で、ルメール騎手の阪神芝1600m複勝率53%は圧巻。追い切り内容も出走馬中1位と仕上がりに不安なし。休み明けでもルメールとの阪神マイルなら信頼できます。
○ 6番 アスコリピチェーノ — 昨年のヴィクトリアマイル覇者。前走凡走も2走前・3走前は芝1600mで連勝。2024年桜花賞2着と阪神マイルも経験済み。乗り替わりスコア1位の坂井騎手で巻き返しを狙います。
▲ 5番 カムニャック — 昨年のオークス馬。川田×友道の黄金コンビで、騎手スコア・厩舎スコア・騎手騎乗スコアすべて1位は圧倒的。秋華賞大敗も距離短縮と長期休養明けの条件好転に期待。阪神コースの実績もあり、能力は上位です。
△ 4番 ラヴァンダ — 昨年の阪神牝馬Sで8番人気3着、2走前のアイルランドトロフィーでは1着と充実。阪神芝1600mで1番人気1着もあり、コース適性は疑いなし。上位人気に支持されており、前走凡走からの巻き返しはローテ管理力1位の厩舎力に期待です。
◎○▲△の4頭から以下の買い目で勝負します。
合計投資: 3,500円
2冠馬エンブロイダリーとVM覇者アスコリピチェーノの2頭軸。
ここにオークス馬カムニャックとコース巧者ラヴァンダを加えた4頭で手広く狙います。
GI馬3頭が上位人気に集中する堅いメンバー構成で、三連単のマルチで着順の入れ替わりを拾いたいところです。