日本馬2頭が参戦して大いに盛り上がった今年のケンタッキーダービーを振り返ってみましょう。公式リザルトに載っている2F毎のレースラップは22.35-23.38-24.38-25.95-25.51。vol.014で載せた平均値と比べると、バランス的には若干前掛かりの流れでしたが、まずまず標準的なペース推移だったかと思います。私が計測した値だと22.37-23.27-24.71-25.59-25.63。先行馬にとっては例年より少しキツいペースと言えそうです。1周目ゴール板が前半2F地点。その通過時は3頭-3頭-2頭という隊列で、先行3頭と4番手グループの間は0.35秒ほど開き、4番手グループと7番手グループの間も0.3秒ほど開いていたのですが、2コーナーを回る頃は後続馬の押し上げがあり非常にタイトな流れ。血気盛んに攻めていた馬が数頭いました。この1~2コーナーの様子は日本ダート競馬とはまるで違う形で、この流れに飲み込まれながら好走するのは経験度がモノを言う世界でしょう。上位3頭は後続馬を引き離して入線し実に見応えのある競馬でかつ、タフな印象があります。1、3着馬は差してきた形ですが2着Two Phil'sは先行して好勝負を演じました。その道中の位置取りは同じではなかったものの、3頭ともスパートが見事でした。この上位3頭のラスト5Fにおける平均完歩ピッチを前走と比べてみましょう。