春の東京開催が本格化する週末です。
日本ダービーへの最終トライアルとして知られるG2青葉賞を、今回は独自の12種スコアと過去データから掘り下げていきます。
本命は人気の盲点になっている中穴候補。
データ上位の実力馬に、人気上位の実績馬、そして穴で面白そうな1頭を絡めて勝負します。
東京芝2400mは、スタート直後に向正面の長い直線を使い、3コーナーまでゆったりとペースが流れるコースです。
直線は525.9mと長く、最後の坂を越えてからの瞬発力勝負になりやすい舞台。
過去の青葉賞でも、じっくり構えてキレを活かすタイプが結果を残してきました。
今回の18頭の脚質分布を確認すると、逃げ宣言はテルヒコウの1頭のみで、先行馬もブラックオリンピア・アッカン・ノーブルサヴェージなど数頭。
中団から後方の差し馬が主力という構成です。
過去データでも東京芝2400mの3歳戦は逃げ馬の複勝率が33.1%、先行馬が31.8%とほぼ同等で、全国平均と比べても逃げが飛び抜けて有利というわけではありません。
ただし後方一気は複勝率13.2%と苦しく、先行〜中団から上がれる脚を持つ馬に分があります。
過去の青葉賞 勝ち馬データ
- 2025年: エネルジコ(ルメール、1番人気) 単勝2.6倍
- 2024年: シュガークン(武豊、2番人気) 単勝4.5倍
- 2023年: スキルヴィング(ルメール、1番人気) 単勝1.7倍
- 2022年: プラダリア(池添謙一、4番人気) 単勝6.9倍
近年は上位人気が順当に勝ち切るケースが目立ちます。
一方で1〜3番人気の決着が続いた後の年は、穴馬券が飛び出すケースもありました。
データ上位と人気のズレを丁寧に洗う価値があるレースです。
全18頭を総合評価順に、特に注目すべきスコアをピックアップしながら見ていきます。
直近戦績 : 前走 中山芝2200m 1着(3.8倍、キング騎乗)、2走前 中山芝2000m 3着(5.0倍、松山弘平騎乗)。
ともに良馬場での結果で、直近2走を崩さず上がってきました。
補足: エピファネイア産駒の東京芝2400m 3歳戦は過去58戦で複勝率34.5%。キタサンブラック産駒(31.6%)と並んで、この舞台の得意種牡馬です。
堀厩舎の東京芝2400m 3歳戦は過去74戦で複勝率45.9%。2頭に1頭近くが馬券圏内に入る驚異的な数字を残しています。
キング騎手で勝った前走からの乗り替わりですが、田辺裕信騎手も東京芝2400m 3歳戦は複勝率30.7%と堅実。
間隔13週の休み明けというローテは引っかかる材料ですが、厩舎のローテ管理力スコアが18頭中2位と、堀厩舎は休み明けの立て直しに強いデータが出ています。
中団から差す脚質で、東京2400mの瞬発力勝負は歓迎。
現在のオッズは人気上位より1段低い位置にあり、データ的には実力に対して過小評価されている印象です。
この中穴評価なら、本命に据える価値は十分にあります。
直近戦績 : 前走 阪神芝2400m 1着(2.9倍)、2走前 京都芝2200m 1着(3.1倍)、3走前 京都芝1800m 3着(1.8倍)、4走前 東京芝2000m 2着(2.9倍)。
直近4走すべてで3着以内、2連勝中です。
補足: キタサンブラック産駒の東京芝2400m 3歳戦は過去38戦で複勝率31.6%と上位クラス。
友道厩舎は東京芝2400m 3歳戦で過去45戦の複勝率40.0%と、この条件の王道厩舎のひとつ。
川田騎手も東京芝2400m 3歳戦は過去40戦で複勝率37.5%と信頼度の高い数字です。
騎手・厩舎・種牡馬・展開の4点セットがすべて「東京芝2400m 3歳戦」という舞台にハマっています。
連勝中の勢いと継続騎乗のアドバンテージもあり、人気になるのも頷ける1頭。
ただし展開適性こそ1位ですが、先行馬としてレースの流れに左右されやすい点は留意が必要。
先行勢が複数並んだ場合のポジション争いには注意が必要ですが、それでも上位評価は動かしにくい存在です。
直近戦績 : 前走 中山芝2000m 4着(8.5倍)、2走前 中山芝2000m 4着(29.6倍)、3走前 福島芝2000m 1着(1.9倍)。
直近2走は着順こそ4着ですが、掲示板手前まで追い上げて能力の片鱗を見せています。
補足: モーリス産駒の東京芝2400m 3歳戦は過去21戦で複勝率19.0%。キタサン・エピファネイアには劣りますが、一定の馬券率は確保しています。
三浦皇成騎手は東京芝2400m 3歳戦で過去67戦の複勝率31.3%と安定した数字です。
厩舎のローテ管理力が18頭中1位というのは、武井厩舎が今回の間隔7週前後でのレース好走実績を持っているという意味。
追い切り内容も2位で、仕上げ面での上積みが期待できる1頭です。
ただし前走は中山芝2000mで4着と取りこぼしており、G2の舞台で上位馬を逆転するまでの上積みがあるかどうかは疑問符が残ります。
直近戦績 : 前走 阪神芝2400m 1着(4.3倍、川田騎乗)、2走前 阪神芝1800m 3着(4.1倍、川田騎乗)。
使ってきた2戦とも馬券圏内と安定しています。
補足: コントレイル産駒は初年度産駒が今年3歳のシーズンを迎えたばかりで、東京芝2400m 3歳戦のデータは過去1戦のみ。
サンプル数が足りないため種牡馬系の評価は判断しきれない点に注意が必要です。
前走で2400mを勝った経験値はプラス材料。
今回は川田騎手から横山武史騎手への乗り替わりですが、横山武史騎手の東京芝2400m 3歳戦は過去47戦で複勝率27.7%と水準以上。
間隔9週のローテで、トライアル仕上げから上積みが期待できる1頭です。
12種スコアで特筆できる項目は上記2つに留まりますが、展開適性の2位と前走2400m勝ちの実績を合わせれば、中穴候補として押さえておきたい1頭。
現在のオッズは二桁人気クラスで、妙味は十分に残っています。
直近戦績 : 前走 中山芝2200m 1着(3.6倍、ルメール騎乗)、2走前 東京芝2000m 1着(3.9倍、プーシャ騎乗)。
2連勝中での参戦です。
補足: レーン騎手の東京芝2400m 3歳戦は過去31戦で複勝率58.1%と、今回の騎手陣で群を抜く数字です。
ただし森厩舎の東京芝2400m 3歳戦は過去6戦で馬券圏内なし(複勝率0%)と相性面に不安が残ります。
ルメール→レーンへの乗り替わりは鞍上強化。
2連勝中で勢いも十分で、追い切り内容スコアが1位というのは本番仕上げも万全という裏付け。
一方でリオンディーズ産駒の東京芝2400m 3歳戦は過去7戦で複勝率14.3%とサンプルは少ないもののデータ上は苦戦傾向。
能力と鞍上強化を評価しつつ、種牡馬データの弱さを加味して単穴評価に留めます。
直近戦績 : 前走 阪神芝2400m 1着(2.5倍)、2走前 京都芝2000m 5着(8.7倍)、3走前 京都芝2000m 1着(4.5倍)。
キャリアを通じて北村友一騎手の継続騎乗。
キタサンブラック産駒×前走2400m勝ちというプロフィールはデータ的には好材料。
ただし総合評価は6位で、枠も大外1頭分内の17番と微妙な位置。
上位勢との差を埋めるには展開の助けが必要で、「穴で狙うなら5着以内まで」という評価になります。
直近戦績 : 前走 中山芝2000m 15着(9.5倍)、2走前 東京芝2000m 1着(11.8倍)、3走前 札幌芝2000m 1着(2.8倍)。
前走は大きく崩れましたが、それ以前は夏〜秋にかけて連勝中で人気薄でも好走していた馬です。
札幌シリーズで先行力を活かして3連対していたタイプで、東京の直線が長い舞台でも先行から粘り込む競馬ができれば。
ただし12種スコアの上位項目が1つしかなく、前走大敗からの巻き返しが可能かどうかは、当日の馬体重と気配に注目したい1頭です。
直近戦績 : 前走 京都芝1800m 6着(4.2倍)、2走前 京都芝2000m 3着(6.2倍)、3走前 東京芝2000m 1着(4.0倍)。
東京芝2000mで勝ち鞍がある実績馬ですが、前走1800mで崩れた影響と、距離延長で2400mが合うかどうかが焦点。
直近戦績 : 前走 中京芝2200m 1着(6.8倍)、2走前 中山芝1800m 14着(24.4倍)、3走前 京都芝1800m 1着(7.0倍)。
唯一の逃げ宣言馬で、ペースの鍵を握る存在。
矢作厩舎×坂井騎手のコンビは同条件で18頭中トップの相性スコアで、継続騎乗も含めて展開次第では残り目もあります。
直近戦績 : 前走 阪神芝2400m 3着(15.6倍)、2走前 阪神芝2400m 1着(3.4倍)、3走前 阪神芝2400m 3着(6.6倍)、4走前 東京芝1800m 2着(3.4倍)。
前走阪神2400mで坂井瑠星騎手から津村明秀騎手への乗り替わりで、調教師の矢作芳人厩舎は東京芝2400m 3歳戦で過去47戦の複勝率29.8%とそれなり。
12種スコアで上位に入る項目は少ないものの、阪神2400mでの実績は見どころの多い1頭です。
直近戦績 : 前走 中山芝2000m 14着(51.0倍)、2走前 京都芝2000m 1着(1.9倍、マクリで勝利)。
前走大敗からの立て直しが必要で、12種スコアで積極的に狙える材料は現状では見当たりません。
直近戦績 : 前走 中山芝2200m 7着(11.0倍)、2走前 阪神芝2000m 1着(8.2倍、逃げ)。
逃げ〜先行型ですが、同型のテルヒコウと競る形になると厳しい可能性あり。
直近戦績 : 前走 阪神芝2200m 3着(9.5倍)、2走前 中山芝2000m 10着(37.9倍)、3走前 京都芝2000m 1着(15.3倍)。
ドレフォン産駒の2400m適性には疑問符が残ります。
直近戦績 : 前走 中山芝2000m 6着(104.6倍)、2走前 中山芝1600m 5着(45.0倍)。
G2の舞台では厳しい戦いが予想されます。
直近戦績 : 前走 中山芝1800m 6着(14.2倍)、2走前 東京芝1800m 1着(4.9倍)。
杉原誠人騎手は東京芝2400m 3歳戦で過去15戦馬券圏内なしとデータ上は苦戦。
直近戦績 : 前走 中山芝2000m 8着(9.3倍)、2走前 札幌芝1800m 10着(22.5倍)。
堀厩舎の2頭目ですが、こちらは近走の内容から上位争いは厳しい印象。
直近戦績 : 前走は半年以上前の中山芝2000mで9着(214.0倍)。
長期休み明けで、G2本番のローテとしては厳しい面があります。
直近戦績 : 前走 中山芝2200m 1着(56.4倍)、2走前 中山ダート1800m 12着、3走前 中山ダート1800m 4着。
前走芝に替わって人気薄で勝利しましたが、木幡巧也騎手は東京芝2400m 3歳戦で過去36戦馬券圏内なしとデータ上は厳しい。
逃げ宣言はテルヒコウの1頭のみ。
先行を得意とするのはブラックオリンピア、アッカン、ノーブルサヴェージ、シャドウマスター、ヨカオウなどで、2番手グループ以降は比較的大人しい構成です。
ペースはスローからミドル程度に落ち着く可能性が高く、最後の直線で瞬発力勝負になる展開が濃厚。
そうなると中団〜先行寄りで上がりを使える馬が残りやすく、位置取りが仕掛けどころに大きく影響します。
展開適性スコアでトップに立つのはブラックオリンピアで、サガルマータが2位、ノーブルサヴェージが3位と続きます。
想定される流れで脚質が噛み合うのはこの3頭が中心という評価です。
◎○▲△の4頭から以下の買い目で勝負します。
合計投資: 3,500円
人気が割れている今回は、中穴のミッキーファルコンから上位人気2頭+穴のサガルマータへ流す形で配当妙味と的中率のバランスを狙います。
データ1位が中穴で買える貴重な構図なので、本命を軸に据えた組み立てが有効です。
当日の馬場状態とパドック気配を最終チェックしてから最終決断をしていただければと思います。