今年は逃げたので序盤のピッチが速くなるのは当然なのですが、前半だけでなく後半も終始今年の方がピッチは速いです。馬が入れ替わったんじゃないか?というくらい衝撃的な違い。今年のLuxembourg自身の前後半は前半を1.2秒マイナスした日本式で61.04-60.53。昨年は67.0-63.9。ペースバランスはまるで違うレースでした。じゃあ何故、前半ピッチを速めたのに後半も昨年以上のピッチで走り抜けたのか、それはおそらく馬場の問題。昨年の同レースで3着だったVadeniが次走極悪馬場の凱旋門賞で2着に来てはいるものの、昨年はペースが緩かったのにトラクションの効かない馬場に余力を削られた馬が多かったと推測しています。道悪馬場で活躍する馬が多い欧州馬といえども、トラクションが効きやすい馬場の方が走りやすいのが大多数ではないかと思っています。名手R.ムーア騎手鞍上であっても昨年の前半部分はピッチがかなり上下動しているように、ペース的にLuxembourgは上手に走れていませんでした。それでも差し切れたのは他馬も同様に良いパフォーマンスで走れなかったのが理由ではないかと思います。また、重馬場だとピッチ走法が有利とか、馬場が悪いとピッチ走法に移行するという言説がありますが、昨年のLuxembourgのピッチレンジは遅いです。そんな言説に信憑性は全くありません。