ちなみにこの完歩ピッチのグラフの縦軸のスケールは基本0.380~0.480秒/完歩にすることが多く、超ピッチタイプやスプリンターたちの比較で用いる場合は0.360~0.460秒/完歩としたり、あるいはディープボンドやAdayarといった巨大なストライドを誇る馬なら0.400~0.500秒/完歩とするケースがありますが、今回のサーマルソアリングは巨大ストライド馬と同じスケールにしないとグラフが描けないくらいでした。L50m区間の完歩ピッチはほぼ0.500秒/完歩。bpmで表わすなら120程度で人間の行進曲と同じテンポという、まさに歩きながらと言えるほどのゆったりとしたリズムでゴールイン。また、イクイノックスと比べL100~50mでのピッチの緩め方が急で、ドバイシーマクラシックでのイクイノックス以上に緩めていたのは確かですね。鞍上西村淳也騎手は残り240m辺りで後方に視線を向け0.6秒ほど時間を費やし後続馬との差を確認。そして残り100mを切った時点で抑えにかかっています。ラスト200mでの100m毎のラップタイムは6.30-7.05程度。ブレーキングしなければ少なくとも0.4秒速くゴールインできた可能性が高いと考えられます。実質2.6秒ぶっちぎったと考えて問題ないくらいの強烈なレースぶりでした。