今回の弥生賞登録馬に限った話ではありませんが、現3歳牡馬は指数自体も低調で指数が60までに留まるようなスローのレースでも、それなりのL3指数を叩き出した馬が非常に少ないです。これは一見スピードがないと見えがちなんですが、実際のところは緩い流れでも追走に割く労力が大きくてラストスパートにおいてスピードが上げられないというのが実態でしょう。もちろん追走力というのはレース経験を積み重ねることによって上昇していくのでキャリアの浅い馬は仕方がない面があるものの、レースデビューというスタートラインに立った時点でよく鍛えられているなと思わせられる馬は現3歳牡馬では極めて少ない印象があります。いずれにせよ3歳3月という段階では全ての馬が成長途上の真っただ中にいるわけで、これからどれだけ強くなっていくかの違いによって勢力図は変わってきます。ちなみにキャリア6戦という豊富な実戦経験を経て2020年弥生賞に挑んだのがパンサラッサ。勝ち馬サトノフラッグから1.2秒離されての9着でした。3歳クラシック戦線に向けては明るさが全くない状況だったものの、この3年後には1着賞金1000万ドルのサウジカップを勝つわけです。どの馬もみんなこれからですね。