第70回大阪杯(GI)。
阪神芝2000m、15頭立て、15時40分発走です。
春の中距離王決定戦ということで、クラシック実績馬やGI勝ち馬が顔を揃えました。
本稿では独自に算出した12種のスコアを使い、各出走馬をデータ面から分析していきます。
阪神芝2000mは内回りコースで、スタート直後に急坂を登ります。
3〜4コーナーが下り坂になるため、ペースが上がりやすいのが特徴ですね。
脚質別の複勝率を見てみましょう。
全コース平均と比較すると、逃げ馬がやや有利です。
中団・後方の好走率も平均より高めで、差しが届きやすいコースとも言えます。
展開次第で結果が変わるコースでしょう。
昨年の勝ち馬 : ベラジオオペラ(騎手: 横山和生、2番人気・オッズ5.1倍)。先行からの押し切りで勝利。2着ロードデルレイ(4番人気)、3着ヨーホーレイク(8番人気)でした。なおベラジオオペラは一昨年(2024年)の大阪杯も勝っており、同レース連覇を達成しています。今年のメンバーにもリピーターのヨーホーレイクがいますので、コース適性の重要さが窺えますね。
直近戦績 : 前走(中山芝2200m)で1着(3番人気・オッズ5.0倍)。
2走前(京都芝3000m)では14着と大敗しています。
ただ距離が長すぎた影響が大きいでしょう。
3走前(阪神芝2400m)では2着と好走しており、2000m前後がベスト距離と見えます。
父キタサンブラックは阪神芝2000mで73頭中複勝率37.0%と優秀な成績を残しています。川田騎手×先行脚質という組み合わせは安定感抜群で、好感が持てる配置ですね。
直近戦績 : 前走(東京芝2400m)で4着(2番人気)。
2走前(東京芝2400m)では1着。
3走前(中山芝2000m)でも2着と、クラシックの上位常連です。
前走(東京芝2400m)では4着と善戦しており、古馬との力差は感じません。父ドゥラメンテは阪神芝2000mで118頭中複勝率38.1%と、今回の出走馬の父の中で最も高い複勝率を誇ります。大外枠がやや気がかりですが、能力は最上位級でしょう。
直近戦績 : 前走(京都芝1600m)で12着と大敗しています。
ただ距離が短すぎた影響でしょう。
2走前(東京芝1800m)では1着と快勝しており、1800〜2000mがベスト距離です。
父リアルスティールは阪神芝2000mで30頭中複勝率33.3%。ルメール騎手への乗り替わりは好材料ですね。差しが決まる展開になれば一気に浮上する可能性があります。
直近戦績 : 前走(東京芝2400m)で12着、2走前(東京芝2000m)で7着と近走は苦戦しています。
ただし3走前(東京芝1800m)では1着(6番人気・オッズ13.2倍)があるように、条件が噛み合えば穴を空ける力を持っています。
人気薄になりそうですが、父シルバーステートは阪神芝2000mで55頭中複勝率30.9%と悪くありません。調教師の中間隔での成績も上位で、データ的には面白い穴馬候補と言えるでしょう。
直近戦績 : 前走(中山芝2200m)で4着(6番人気)。
2走前(阪神芝1800m)で3着と、阪神コースでも好走しています。
7歳馬ですが衰えは感じません。父ハーツクライは阪神芝2000mで363頭もの出走実績があり、複勝率30.0%と高い水準を維持しています。大舞台向きの血統で、横山典弘騎手の手腕にも期待したいところです。
直近戦績 : 前走(中山芝2500m)で3着(2番人気)。
2走前(東京芝2400m)でも3着。
3走前(中山芝2200m)では1着と、安定感が光ります。
エピファネイア産駒は阪神芝2000mで154頭中複勝率30.5%。GI級の安定感はメンバー随一でしょう。今回は坂井瑠星騎手への乗り替わりがどう出るかがポイントですね。
直近戦績 : 前走(中山芝2200m)で5着、2走前(阪神芝1800m)で7着と、重賞では勝ちきれないレースが続いています。
重賞での勝ちきれなさが気になります。GIの舞台でどこまで食い込めるかが焦点になるでしょう。
直近戦績 : 前走(福島芝2000m)で2着(1番人気)。
2走前(東京芝2000m)では11着に大敗しており、ムラのある成績です。
能力はあるものの安定感に欠ける一頭です。好走と凡走の振れ幅が大きく、取捨が難しいですね。
直近戦績 : 前走(東京芝2500m)で11着、2走前(京都芝2400m)で10着、3走前(阪神芝2200m)で10着と近走は苦戦続きです。
過去に中山芝2500mで2着の実績がありますが、近走の不振は深刻です。巻き返しには相当な展開利が必要でしょう。
直近戦績 : 前走(京都芝2000m)で1着(2番人気・オッズ3.1倍)と勢いに乗っています。
2走前(阪神芝2200m)でも3着と好走しました。
直近で勢いがありますね。ただ父ゴールドシップは阪神芝2000mで72頭中複勝率19.4%とやや物足りない数字です。GIの壁をどう超えるかが課題でしょう。
直近戦績 : 前走(中山芝2200m)で12着、2走前(東京芝2400m)で18着、3走前(中山芝2000m)で15着と近走は大敗が続いています。
成績不振が長期化しており、正直なところ巻き返しは厳しい状況です。
直近戦績 : 前走(中山芝2500m)で13着。
2走前(東京芝2000m)でも6着でした。
ただし3走前(阪神芝2200m)では1着(7番人気・オッズ11.4倍)と、人気薄で激走した経験があります。
今回のレースで展開のカギを握る逃げ馬です。阪神での好走実績がありますし、マイペースの逃げが打てれば一発の可能性も秘めています。穴党としては気になる存在ですね。
直近戦績 : 前走(阪神芝1800m)で1着(2番人気)。
2走前(阪神芝1600m)では5着でした。
阪神コースで好走実績があり、前走(阪神芝1800m)での勝利は好材料です。2000mへの距離延長にどう対応するかがポイントになるでしょう。
直近戦績 : 前走(京都芝2200m)で3着。
2走前(阪神芝2200m)で1着、3走前(京都芝2000m)でも1着と、2走前・3走前で連勝していました。
前走は3着でしたが、その前の2連勝で力を示しています。池添騎手は阪神巧者としても知られており、コース適性の面でもプラスに働きそうです。
直近戦績 : 前走(東京芝2400m)で14着と大敗しています。
ただし昨年の大阪杯で3着(8番人気・オッズ13.6倍)の実績がありますね。
8歳馬で近走は不振ですが、大阪杯はリピーター傾向があるレースです。昨年3着の実績を買うかどうか、悩ましいところですね。
逃げ馬はメイショウタバルが明確な1頭。
他に積極的にハナを主張しそうな馬がいないため、スローペースのシングル逃げになる可能性が高いです。
先行勢にはショウヘイ、エコロディノス、タガノデュード、デビットバローズが控えます。
ペースが落ち着けば先行有利の展開が予想されますね。
一方で差し勢のレーベンスティール、クロワデュノール、ダノンデサイルは直線の切れ味勝負に持ち込みたいところ。
スローペースの場合は前残りになりやすいため、どこかでペースが上がるかどうかがカギになるでしょう。
騎手スコア、調教師スコア、ニックス、枠番戦法の4項目で出走馬中1位。
川田将雅騎手×好枠×先行脚質のパッケージが極めて強力です。
前走(中山芝2200m)1着で勢いもあり、2000mへの距離短縮もプラス材料ですね。
データ的に最も死角が少ない1頭と言えるでしょう。
種牡馬ドゥラメンテは阪神芝2000mで複勝率38.1%と、メンバー中最高の血統適性を持っています。
脚質分布スコア1位、調教師中N週スコア1位と、休み明けでの好走が期待できるデータが揃いました。
前走(東京芝2400m)でも4着と善戦しており、力は間違いないでしょう。
大外枠がやや不安ですが、能力は最上位級です。
穴馬として推したい1頭です。
調教師の中間隔での成績が出走馬中2位と上位。
父シルバーステートの阪神芝2000m複勝率30.9%も悪くありません。
近走の成績だけを見ると手が出しにくいですが、条件が噛み合えば一発がある穴馬候補です。