まず、新京都競馬場になってからは馬場の質がガラッと変わったのか、全くの別条件とも言って良い不良馬場での開催でキセキが勝つほかは全くと言っていいほどこの舞台に手が届かなかったキングカメハメハの血がこの3年で2勝、同じく苦戦するハーツクライの血が1勝をあげます。これを後押ししているのがキングカメハメハとハーツクライが共通して内包するPrince Chevalierの血です。該当3年で馬券に絡む9頭中8頭が内包します。さらには、うち勝ち馬すべに共通するのが後継のトニービン持ちとこの血もまた活躍します。さらには、前述の8頭中でPrince Chevalierのクロスを持つ馬が5頭該当するなど、この配合も要注目です。
対照的に尻窄みになってしまっているのが、2015年から2019年まで5連勝をあげるなど絶対的な存在感を示していたディープインパクトの血です。該当3年ではエリキング1頭しか馬券に絡んでいません。ただ、兄のブラックタイドの血を持つソールオリエンスや母のウインドインハーヘアの直系に当たるアーバンシックやアドマイヤテラ、同じくウインドインハーヘアの直系のレイデオロの産駒のエキサイトバイオといった活躍を見ても『非ディープインパクトのウインドインハーヘア持ち』が活躍しているのが非常に面白い傾向といえます。
新京都になってタイム的な劣後はありませんが、日本競馬的なスピードとキレではなく欧州的なスタミナとパワーが重要になってきていることが言えるのではないかと思います。