主役は明確だ。パイロマンサー——昨年の全日本2歳優駿(GⅠ・川崎)を無敗で制し、UAEダービー(GⅡ)3着から帰国した世代ダートの頂点が、4ヶ月半の休み明けでここから秋へ向かう。問いは「休み明け×初コース×古馬顔負けの実績馬」をどこまで信頼するかだ。迎え撃つのは、ユニコーンS2着のメルカントゥール、青竜S勝ち・伏竜S2着と世代OP戦線の中心にいるドンエレクトス、古馬2勝クラスを撃破してきたマクリールの実績組。そして3歳夏のダート重賞らしく、条件戦を勝ち上がったばかりの上がり馬が多数——このレースは2〜3着に2桁人気が突っ込むヒモ荒れの名所(後述B-3)であり、序列の下位にこそ神経を使う一戦になる。馬齢戦で全馬57kg、斤量差はない。