次に注目しますのは、アメリカで活躍するフランスのスタミナ血統であるBlushing Groom、Le Fabuleux、Worden、Herbagerです。KYダービーは、多頭数で厳しいペースとなり、かつ、各馬未経験の2000m戦とスタミナを要求されやすいレースとなります。そこで活躍するのが、アメリカ的なダートのスピード血統とも相性が良いフランスのスタミナ血統です。
中でも最も活躍するのがBlushing Groomです。アメリカにおいてはGiant's Causeway、Awesome Again、Candy Rideといった血統を通して繁栄します。一昨年は1〜3着独占、また、Mandaloun、Rich Strikeと2年連続で人気薄の勝ち馬を輩出する血統です。同じく、アメリカで活躍するフランス血統であるHerbagerと非常に相性が良く、Giant's CausewayとCandy RideはBlushing GroomとHerbagerの組み合わせ(Blushing Groom✖️Herbager)を内包します。それ以外にもこの配合はHot Rod Charlie、Code of Honorといった2着馬を輩出します。特に、Code of Honorの父のNoble MissionはFrankelの全弟という芝血統でありながら、ダートの大舞台でも活躍できているのは、この配合による後押しがあってのものだと思います。
次に、Le Fabuleuxです。日本では、フジキセキやシーザリオ、ハービンジャーなどを通して馴染みの血統ですが、アメリカ競馬においては、Unbridledの血を通して繁栄しています。Unbridledの血を特に広めているのが、エンパイアメーカー、Tapit、Unbridled's Songといったところで、エンパイアメーカーであればAmerican Pharoah、TapitであればFlightline、Unbridled's SongであればArrogateと、近年の怪物級に強い馬は皆Unbridledの血を内包します。同レースにおいては近年でもMandaloun、Always Dreaming、American Pharoah、Orbといった勝ち馬を輩出します。
そして、Wordenです。アメリカ競馬においては、Candy Ride、Tiznowなどの血を通して活躍します。Cndy RideとTiznowに共通するのがWordenとLyphardとの組み合わせ(Lyphard✖️Worden)です。日本馬で初めてBCのダート競争を制したマルシュロレーヌも内包する配合であり、同レースにおいては、Tiz the Law→Hot Rod Charlie→Epicenter→Two Phil'sと4年連続2着馬を輩出する活躍を見せています。