差して勝利している馬ばかりで、当然過去走でのL5指数あるいはL3指数でそれなりの値をマークしています。L3指数で10以上の値を出していなかったのは2020年デアリングタクトのみ。しかしデアリングタクトの2戦目エルフィンSではラスト400m足らずを全開で走った形でL3指数には余裕度が隠されており、指数そのものも2022年桜花賞に匹敵するレベル。また、L5指数で10オーバーの実績を持つ馬もいて、オークスまでの段階で後半1000mのロングスプリント能力を見せているのは大きな強みとなります。2015年ミッキークイーンのクイーンC、2016年シンハライトのチューリップ賞、2019年ラヴズオンリーユーの白菊賞は全てマイル戦ですが、指数を80オーバーに乗せL5指数とL3指数が10に近い、あるいはそれ以上の値を出していて距離延長となった際でも力強い末脚を繰り出せそうな担保となる走りをしていました。2022年スターズオンアースは指数28となる超スローでの新馬戦のみL3指数が10オーバー。桜花賞ではさほどレベルが高くない決着となったので勝利できた要素が大きかったと思われますが、オークスでは指数を伸ばし、その土台となった部分はL5指数の高さ。同じ馬場の速さなら阪神芝1600mと東京芝2400mでの後半1000mの基準値は東京芝2400mの方がほぼ1秒遅くなります。つまり絶対的スピード値が遅い戦いにおいてスターズオンアースがL5指数を上昇させたというのは、1600m戦よりも2400m戦の方が適性は高いという何よりの証。先週のヴィクトリアマイルでスターズオンアースのマイル適性が話題となっていましたが、それは3歳春の時点で明らかとなっていたことです。