2019年勝ち馬のフィアーノロマーノ、同年2着のプリモシーンの母のモシーン、2017年・2018年と2年連続2着のキャンベルジュニア、これら全てオーストラリア産馬と、オセアニア血統が非常に活躍する舞台です。
これらの馬に共通する血統要素が、デインヒル、Klairon、Sir Tristramです。デインヒル、Klaironは、欧州スピード競馬でもお馴染みの血統で、注目すべきは南半球のノーザンダンサーとも言われたSir Tristramです。父はディープインパクトが内包することで日本でもその血を広げるSir Ivor、母父はSeattle SlewやCearleonと同じRound Tableという配合で、オーストラリアで6回、ニュージランドで7回リーディングサイアーに輝いたオセアニアを代表する大種牡馬です。
オーストラリア産馬の他にも、2020年に人気薄で2着に激走しリピーターでもあるボンセルビーソはKlaironとRound Table持ち、2018年勝ち馬のヒーズインラブはデインヒルとRound Table持ち、2021年勝ち馬のテルツェットはSir Ivorとデインヒル持ちと、デインヒル、Klairon、Sir Tristramが内包するSir IvorとRound Tableの4つの血統要素を複数持つ馬が活躍しており、このレースで見逃せない血統構成であると言えます。
オセアニア以外でも欧州系の血統も活躍する舞台で、欧州を代表する血統のKingmamboとTantiemeも活躍します。
Kingmamboと言えばキングカメハメハで、その血を持つタイムトゥヘヴン、クルーガーといった勝ち馬を輩出する活躍をしていますが、それだけでなく、人気薄激走のフォルコメンの祖母はMyhrr、勝ち馬のテルツェットの曽祖母はMonevassiaとKingmamboの全妹の直系の馬も活躍しています。また、タイムトゥヘヴン、フォルコメン、テルツェットに共通するのがStorm Catの血で、KingmamboとStorm Catの組み合わせにも注目です。この組み合わせはオセアニア競馬と相関の深い香港で活躍する血統構成で、香港スプリント連覇のロードカナロア、香港カップを制したラヴズオンリーユー、グロリアスフォーエバー、タイムワープもKingmamboとStorm Catの組み合わせを持ちます。
Tantiemeは、フォルコメン、ストーミーシーといった人気薄激走馬、勝ち馬のクルーガーなど輩出しており、こちらも重要な血統要素となります。
その他の注目血統も含め、過去5年の成績を血統で色付けすると下記の通りです。
※⭐️は人気薄激走馬、🔁はリピーター馬です。