国民的人気を誇ったファミコン互換機「デンディ」の供給がスタートしたのは1993年。パテント期としてはかなり遅咲きの市場でしたが、すぐに大きく開花しました。その後にやってきたメガドライブ互換機も好調で、低価格化の進んだ90年代末に、その人気は頂点に達します。このように90年代を通して、旧ソ連圏の互換機市場はかなりの規模を維持し続けていました。
通常このようなパテント期の互換機市場は、90年代末~00年代半ばまでにピークアウトしていきます(前回取り上げた韓国、インド、アルゼンチンはいずれもそうでした)。しかし旧ソ連圏、特にロシア市場は違ったのです。「ニューゲーム」や「シンバズ」といった勢いのある新興ブランドに牽引され、メガドライブ互換機の新モデルは00年代半ば以降も続々と登場し続けました。現在に至ってもなお、ファミコン/メガドライブ互換機の新機種を少なからず目にすることができます。