現在、このクラブに属する大学は全米で16校であるが、今後数年で40校以上に拡大すると予測される。しかし、その内部構造には決定的な差異が存在する。
Sクラス(ハーバード、MIT等): 莫大な大学基金(Endowment)を背景に、強固なイールド・マネジメント(歩留まり管理)を敷く。富裕層には10万ドルの「ステッカープライス(定価)」を課す一方、年収3,000万〜4,000万円以下の家庭には全額免除に近い給付型奨学金を提供し、優秀な人材の囲い込み(Capital Allocation)を可能にしている。
ティア1.5/2(シラキュース、NYU等): 財務基盤が脆弱なままSクラスと同等の価格設定を維持しており、実態は「アウトレット化」したブランド品に近い。例えばシラキュース大学では、定価を支払う学生は全体のわずか2割に過ぎない。驚くべきことに、同校は入学志願の締め切り後に「卓越した人物への特別割引(追加奨学金)」と称するレターを乱発し、事実上の「クーポンコード」で定員を埋めるという窮余の策を講じている。