スタートダッシュ時からチューリップ賞より絶えず速いピッチで走っているのが一目瞭然。そしてラストスパート時における完歩ピッチのピーク値も速いです。これは前走より大きくパフォーマンスアップしたという証となります。それだけ状態もよかったのでしょう。しっかりスタートダッシュさせ逃げるモズメイメイの番手を確保。非常に積極的な序盤の走り。そして最大の注目ポイントはL1000mから。徐々にピッチを緩めペースダウンした後の中盤、L1000~700mはほぼ一定のピッチ。その後僅かに値は速くなったとはいえL500mまで一定のリズムで走破。L500mからのラストスパートまでの中盤500m区間をまさにイーブンペースというエネルギー効率の極めて高い走りが秀逸でした。ここまで一定感タップリのリズムは年に一度見るか見ないかというレベル。当然馬の能力と施行距離に見合った巡行スピードというのが存在しますが、その辺りがハマりにハマった形です。最後の直線で3着ペリファーニアに若干交わされるシーンがありましたが、その後差し返したのはこの中盤の極めて理想的な走りで余力消耗度を最小限に抑えられたのが最大の要因かと思われます。コナコーストの特性を生かして良さを最大限発揮させた鞍上鮫島克駿騎手の見事な騎乗。イメージとしては前半600mで貯金を作り、その後ゴールまでその貯金を極力減らさないというペース推移でした。前後半は46.2-46.1。ペース配分は個々の馬によって理想的なバランスは異なりますが、コナコーストにとってはまさにドンピシャという印象です。